岩手は桜とゴールデンウイークが一緒、長い連休と開花～満開が共に岩手を縦断する。
だが・・・・・
※ 写真 今年、場所によっては桜の木に花が付かない。枯れ木に見えるがほんの少し花を付けているので枯れ木では無い。
北からの渡り鳥、「ウソ」が桜の花芽を食い荒らしたからだと言う。
集落内でもまったく影響の無いところもあり「ウソ」も都合があったらしい。
ひどい所は枯れ木に所々咲いてる状態。
そういえばこの連休に入ってから、めっきり迷惑メールが少ない。
「迷惑メール」さんも大型連休かな。
桜も咲いているのに、ここ数日、曇りや雨が続いて昨日４月２６日には雨に雪も混じった。
岩手の県北では積雪もあったようだ。
例年なら雪解けが進む岩手山や早池峰山も下の方まで真っ白。
今日は冷たい北風が吹きまくり 夕方になってその風がピタッと止んだ。
※写真 美しい夕焼け
農家にとって実は、これが怖い。明日の朝は強い霜が降りる。
日中の暖かい温度を逃がさぬようにビニールハウスは早めに締めて稲の苗は保護した。
あとは露地の野菜や花が心配。
随分、昔 芽が出始めたアスパラが遅霜で全滅した苦い思い出がある。
農作業をやりながら農家は「気象予報士」も兼ねる。
地域の水がめ「三郎堤」は桜が咲き始めた
明るい日差しが戻れば一気に咲きほこる。
三郎堤で早春まで５０羽ほど、ゆうゆうと泳いでいた白鳥、天気の良い日を選んでグループごとに北に飛び立った。
・・・・ところが北に帰らない白鳥（帰れない）が３羽、
帰りそびれたのかなと思っていたがどうやら１羽は弱ってるように見える。
弱った白鳥※写真 水にも入らず元気がない。
元気な２羽の内、１羽は子供のように見える。
お父さん、お母さんのどちらかが弱って付き添っているんだろうか。
可愛そうな童話はいやだ。
一日も早く元気になって北へ
飛び立ってくれ。
※ 庭の「もくれん」 花は美しいがその後、
秋までの葉の色がどうもいただけない。
２才半の孫は「おむつ離れ」が遅れている。
おしゃべりは自由自在、ときには憎まれ口もきくのに「おむつ」と言えば「イヤッ」
ディズニーランドで「おむつ交換所」に行ったら周囲はみんな年下だったので本人も少し気まずかったようだ。これは絶好の機会と 両親、じいさん、ばあさんでスパルタも含めて短期決戦を目標に「おむつ離れ」に挑戦。まずは「おまる」に座らせるのにじいさん、ばあさんが二人がかりで四苦八苦、孫の大きな泣き声もしていたからお母さんにこっぴどくお尻を叩かれた様子。
挑戦の翌日には３勝４敗（4回のおもらし）、成功したからと「ご褒美」のケーキを請求された。
翌々日には５勝１敗１引き分け（お母さんの失敗が１回）順調な成績が続くから数日で全勝間違いなし。
農作業を早めに片付けて約束の
「ガタンゴトン」(電車で小旅行）の計画を急ぐ事になった。
※愛犬も爛漫の春
のんびり田舎で過ごしているとは言え人間を６０余年もやってると楽しいことも多い反面、にっちもさっちも行かずに不安に悩んだこともある。
３０代の後半だったろうか D・カーネギー「道は開ける」創元社刊
大分、昔に書かれた本らしいがこの本に出会ってから随分と助けられた。
同じ内容のカセットも買って不安、悩みに出会ったとき良く読み聞く。
退職後は田舎暮らしで、大きな悩み不安も無く、のんびり過ごしているので本棚でひっそり鎮座願っていたが人生も終盤戦となると健康、老後・・・・再び「道は開ける」に色々ご教示願うことになることだろう。
そう言えば仏の教えなどにも耳を傾けるようになったようにも感じる。
「岩手の頑固親父」 人生を悟り始めたか。
