稔りの秋、秋晴れが続く。
稲穂越しに早池峰を望む、雪も近い。
当地方はこの秋、異常気象もあって稲の倒伏が目立つ。
倒れた稲をコンバインに乗ってあっちから刈取ったりこっちから刈ったり。
そんな時、下回り(補助作業者)が重要な手助けとなる。
コンバインの運転者は次はどう動こうとしているかをいち早く察して作業しやすく整える。
簡単そうだがそうはいかない、慣れない下回り者だとかえって邪魔にさえなることもある。
こんな時、長いこと、運転するコンバインの上から大きな声で怒鳴られ、怒られ、叱られたベテランの老妻の手助けが大きな働きとなる。
稲が激しく倒れた今年、働きすぎて曲がった腰にもめげず老妻は、カルガモよろしく田んぼをあちらこちら走り回る。
時にはコンバインに近寄り過ぎて怒鳴られることもたびたび。
かくて老妻の手助けもあって稲刈りも順調
そんな妻との付合いも長い。大切な戦友ではある。
稲刈りが終わったら紅葉を追いかけて温泉めぐりでもしようか。
再来年春、金婚を迎える。