岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

「感謝」

2013-01-28 16:21:23 | いなか暮らし

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大寒 
 候のことば 隣 はるとなり
 もうすぐそこまで春が来ている

 大雪の翌朝、明るい青空が広がる、春は近い。

 大正14年生まれで昭和の年号と同じ年を重ねた母が亡くなった。
 その日、お昼にはご機嫌で大好きな餅を食べ、夕食はいつものように家族と一緒に過ごしてお風呂に入り、心不全、突然の死だった。

 となり村から15で嫁いで来たという。
 戦中戦後、家族には戦死する者あり病気する者あり、農地の開放で田んぼも失った。
 3人の子供を育てるには大きな苦労があったと思うが、老後は子供、孫、加えて曾孫とも遊んだ・・・穏やかな老後だったと信じている。

 近年、隣近所や地域のつながりとか絆が薄くなったとよく言われることであるし我が郷もそうかなと感じていた。
 しかし、それが母が亡くなって
 同じ集落は勿論、百余戸もある我が地区からお念仏には百人ほどの出席、お悔みに至っては全部の家から頂戴した。
 我が郷にあっては地域のつながりは衰えていないことを実感した。

 こんな郷に生まれたことを誇りに思い、みなさまに心からの感謝申し上げる次第。

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「カプセルレター」

2013-01-09 10:00:26 | いなか暮らし

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 届いたメール便、カプセルレター?

 見覚えのあるひどいクセ字、あヽあの時の・・・・

 5年前、妻と連れ立って冬の谷川岳が見たいと天神平まで行き、雪の谷川岳を満喫した後、水上温泉に泊まった。
 念願の冬の谷川岳に満足、名湯 水上温泉に浸かって上機嫌でホテルのロビーでカプセルレターを書いたことを思い出した。
 
 自分宛に手紙を書いてホテルのポストに投函すると5年後に発送するという仕組み。

 5年後に届いた手紙、僅かに5年といえど思えば懐かしいことばかり。

 レターに当時4才を迎えると書いた孫は今は小二、お母さんのおなかには赤ちゃんが・・・と書いた孫は今では本気で相撲すると時には負けるほど成長している。
 その頃、熊本に住んでいた外孫一家は今では名古屋の住民となっている。

~ この手紙が着く頃にも妻と共に元気では働いていることを祈念・・・・・・・
 平成20年3月2日 水上温泉 水上館にて  と結んでいる。

 素晴らしい思い出を届けてくれた

 水上温泉 水上館  に感謝いたします。

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我が里の「蘇民祭」

2013-01-04 15:49:50 | いなか暮らし


二十四節気
 冬至
 七十二候末候 雪下麦を出だす(せっかむぎをいだす)
 降り積もる雪の下で麦が芽を出す頃、冬木立の枝先で
 植物は芽を吹く力を育んでいる。

元旦の穏やかな天候とは裏腹に、朝からの激しい雪と寒さの中、
2日胡四王神社蘇民祭が行われた。
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厄年連の餅つきの後、凍てつく冷たさの水で身を清める。25_044

 胡四王山の急坂を松明かざして裸参り
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 山頂拝殿前で浄火祭25_070

 餅まきと同時に蘇民袋が投げ入れられて激しい蘇民袋総奪戦が始まる。
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 危険な「石段落とし」
 急な坂道を転がり落ちる「坂転がし」を経て
根性で蘇民袋を持ち続けた
花巻市轟木の会社員 高橋達也さん(39)が今年の取主となり一年の除災招福が約束される。25_108_3
 

 蘇民祭の模様は今月下旬頃に胡四王蘇民祭http://www7.ocn.ne.jp/~somin/ にアップされると保存会の話。

 
 

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