岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

慶弔欄

2016-11-30 16:39:24 | 日々の暮らし

二十四節気  小雪
     次侯   朔風葉を払う (さくふうはをはらう)
          冷たい北風が、木々の葉を払い落とすころ。
           朔とは北という意味で、木枯らしのことです。
              新暦では11月27日から12月1日ごろ
  まもなく本格的な雪が降る。
 一面が雪に覆われる前に、田んぼにこぼれた籾をついばむ。 
 寒さの前のさびしい景色ではある。

 毎朝4時頃には届いている新聞、読む順番はおよそ決まっている。
 一面をチラッと眺めて、裏返しして今日のテレビはと・・・・一枚めくって社会面を斜め読みしてから地方版をめくり慶弔欄は必ず見る。
 今では100才を越えて逝く人も珍しくなくなった。天寿を全うした方々だろうと想う。
 最近では80、90代で亡くなる人が多い。長寿の国にして平均的な年令なんだろう。
 70代、自分と同年代の人が亡くなってるとドキッ。もしや知人?同級生?
  先ごろ昭和36年生まれと言うから50代半ばの知人が急逝した。
 自分で救急車を呼ぶようにと家人に言いつけ救急車内で意識が無くなり2,3日して息を引き取った。
 脱サラして会社を興して10年程、今では経営も軌道に乗っていたのに、大事な大事な一人娘も残して・・・・
 慶弔欄に見る人々、1人1人が大きなドラマを持っている。      合掌

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今の若いもんは・・・

2016-11-22 17:48:36 | 日々の暮らし

 11月も終盤、今年の農作業も全て終了、雪を待つだけとなった。
  かってはいっぱい干した大根だが漬物はあまり歓迎されず、今では僅かになった。
 買った方が口当たりが良い、塩分の取り過ぎ、等々 それでも自家製の漬物は捨てがたい。

 先日、明治神宮外苑で現代アートの展示イベントで、作品が燃えて幼い子が焼死すると言う痛ましい事故があった。
 白熱灯、燃えやすい木屑、大学生に危険が予測できないだろうか。
  灯明にマッチを擦ると指先を火傷する。
  バーベキューは着火剤がないと炭を起こせない。
  和式便所は苦手・・・・まったく今の若いもんは

 ピラミッドの探検隊が壁面に文字らしいものをみつけた。
 一大発見かも知れない。
 やがてその意味が判明した。 「今の若いもんは」と書かれていたという。
 紀元前の人たちも 「今の・・・・・」、いつの時代も同じことを考えるもんだ。

 もっとも「今の・・・・」とばかりも言えない、この世の中便利になり過ぎたせいでもある

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「ピロリ菌」

2016-11-15 11:48:31 | いなか暮し

 土産屋さんで良く見かける〇〇名物、〇〇味噌 
 試食が美味しいと買って帰り、家で味わうと、いまいち。
  結局冷蔵庫で長居したあげく、捨てられると言うことが多いが、この秋訪ねた岩木山麓 嶽温泉の 山のホテル のみやげ「マタギの味」くるみ味噌」は美味かった
  

 がん検診の結果、「ピロリ菌が原因と思われる軽い慢性胃腸炎が見られます、再検査を・・・」
 名前が可愛らしい、「ピロリ菌」検査の結果、単位の事は良く分からないが基準値の4倍ほど、四ミクロンほどの菌の多くは、子どもの頃に感染、住みついていると言うから、もう数十年の付き合いかも知れないが、悪さをするようになれば、お帰り願うしかない。
 一週間、朝晩 薬を飲み続けるだけで、ピロリ菌は簡単に退去していただけるらしいから簡単。

 薬を飲み続けて一日、二日、三日残りあと四日・・・・苦くも辛くもないから平気だが、一週間アルコールは駄目とドクターに念を押されてる。
 あと三日、二日、あと一日・・・・・・

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「偉大なご先祖さま」

2016-11-08 16:02:02 | いなか暮し

   迷った挙句、ついに地区120年余の土蔵の解体に踏み切った。
 重機で簡単に・・・とはいかない、瓦をはぎ取り、柱にも使えそうな太い垂木を取り外して
   丈夫な天井部分の土壁はつるはしで掘った。
 土壁がずり落ちるのを防ぐためだろう、壁の中の細い木には藁縄がぎっちり巻かれ、縄の強さは120年を経ても変わらない強さだ。
 さすがの土蔵も重機にはかなわない。  径45㌢余りの棟木は長さは8㍍ほどの一本物の松。
 土蔵中心で重い天井を120年支えた檜はさらに一回り太くて長さは4、2㍍
 100年物の檜は   柱として使われてから200年後に一番強固になり300年を経て元に戻ると言われるから築120年、これから増々強度が増すはずだった。
 更に欅の柱の根元からは巨大な土台石が現れた。
 重機をしても吊り上げれずに、掘り上げて庭石に転用
 
 解体の時に見つかった当時の「お手伝申受帖」、職人の他に近所からのお手伝い人夫が100人余、馬を連れて運搬を手伝ってくれた人、土壁に入れる藁を持ってきた人等々。

 多くの人たちのお手伝いの模様が記されていた。

 我が家の初代が精魂傾け、近所の沢山の人たちのお手伝いで建てた土蔵、それから120年余、5代目が邪魔くさいと解体してしまった。
 情けない子孫と嘆いているに違いない。

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新米の味

2016-11-03 10:34:59 | いなか暮し

 郷の 葉 だって・・・・なかなか!

         

 新米の季節、今では年中12℃に保たれた定温冷蔵庫のお米は味が変わらないので、新米の食べ始めの感動は少なくはなったが、新米はツヤ、粘り、やっぱり美味しい。
 150年程の昔、ヒエ、アワの雑穀畑を水田にするという藩の方針に反対して、花巻市高木を中心に百姓一揆が起こった。
   なぜ ?  田んぼにすればお米が獲れるのに・・・・
 田んぼにすると獲れたお米はすべてお上に納めさせられる。
 開田すれば百姓の主食の雑穀、ヒエやアワが作れなくなることに対しての、命がけの抗議の百姓一揆だったが、ほどなくして明治維新を迎えた。

 日本の歴史は、いつか白いご飯をいっぱい食べたいと言う お米の歴史だったと思う。
 腹いっぱいのご飯が食べれない時代が延々続いて、昭和の30年代に入ってようやく満腹した。
 1962年昭和37年には、日本人が一人118.3㎏も食べているが、昨年平成27年には54.6㎏と半減以下になった。

 水田農家たる我が家ではどうだろう。
 ごはん大好き小学生二人を含む7人家族で年に510㎏、一人当約72㎏・・・・・

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