桜が散って、明日から、GW5連休の5月2日の朝は久しぶりに良く晴れた。
晴れた朝はその分、冷え込み、 日の出の頃、三郎堤は水面に霧が出て、幻想的な風景を見せてくれる。
農家のGwは代掻き作業を前にその準備に忙しい。
夕方、朝から水を入れていた山際の田んぼに、水のたまり具合を見に行った。
程よい貯まり具合だ、明日から代掻きを始めようか・・・・・・
薄暗くなり始めた、田んぼの周辺から大きな音ではないが「パチン」、「パチン」音がする。
隣のため池に釣りに来てる人かな、いや、こんな時間まで・・・
音がする方に近づいてみる。 「パチン」「パチン」 もしかして、熊? カモシカ?
音は大きな木の上の方から聞こてきた。
明るさの残る空を見上げると「パチン」と音がした後に小枝だろうか、なにか落ちてくる。
落ちた「小枝」を拾ってよく見たら、大きな木に絡みついた藤の実が「パチン」と、はじけた莢だった。
写真手前、藤の実が「パチン」と弾けた後、同時に枝から離れた莢。
高い木の上で弾けて種を飛ばし仲間を増やしていくんだろう。
大木をも絞め殺すにっくき藤ではあるが懸命に仲間を増やそうと、良く晴れて乾燥した今日の天気で莢が弾けたのだろう。
薄暗くなった、山の大きな木の上から聞こえる「パチン」「パチン」は初めて聞いた、
不思議な音だった。