岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

不思議な音

2017-05-08 15:47:29 | いなか暮し

 桜が散って、明日から、GW5連休の5月2日の朝は久しぶりに良く晴れた。

 晴れた朝はその分、冷え込み、 日の出の頃、三郎堤は水面に霧が出て、幻想的な風景を見せてくれる。

 農家のGwは代掻き作業を前にその準備に忙しい。
 夕方、朝から水を入れていた山際の田んぼに、水のたまり具合を見に行った。
 程よい貯まり具合だ、明日から代掻きを始めようか・・・・・・

 薄暗くなり始めた、田んぼの周辺から大きな音ではないが「パチン」、「パチン」音がする。
 隣のため池に釣りに来てる人かな、いや、こんな時間まで・・・
 音がする方に近づいてみる。 「パチン」「パチン」 もしかして、熊? カモシカ?
 音は大きな木の上の方から聞こてきた。
 明るさの残る空を見上げると「パチン」と音がした後に小枝だろうか、なにか落ちてくる。
 落ちた「小枝」を拾ってよく見たら、大きな木に絡みついた藤の実が「パチン」と、はじけた莢だった。
  写真手前、藤の実が「パチン」と弾けた後、同時に枝から離れた莢。
 高い木の上で弾けて種を飛ばし仲間を増やしていくんだろう。

 大木をも絞め殺すにっくき藤ではあるが懸命に仲間を増やそうと、良く晴れて乾燥した今日の天気で莢が弾けたのだろう。
 
 薄暗くなった、山の大きな木の上から聞こえる「パチン」「パチン」は初めて聞いた、
   不思議な音だった。

コメント
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