久しぶりにフォトアルバム「農家の仕事・くらし 初夏編」投稿しました。
右下 ご覧ください。
元気な岩手の紹介 花巻・田瀬湖の菖蒲はこれから見頃。
「我が家の古い井戸」 本家から分家になった頃に掘られたとするとその歴史120年余。
お城の石垣と同じ仕組みなんだろう古色蒼然な石垣積みはいまだに歪みはない。
湧き出る水は豊富で春、稲の苗を育てる頃には1500箱の苗に毎日、箱当り1㍑余、1500~2000㍑の水を供給する。
苗が終われば3棟のハウス野菜に豊富に水を恵む。
家々に井戸が無かった時代には天秤に水桶を肩にした近所の人たちが10軒ほどこの水を利用した。
当時、国鉄釜石線の鉄道工夫(保線)の人たちはこの井戸の水は冷たくて美味しいと大きなヤカンで運んでいた。
豊富な湧き水も、かって水田の構造改善や近くの水路の建設で周囲の地形が変わった時には水質や湧き方が不安定になったこともあったが、それもいつの間にか直って今は安定した冷たい水が豊富に湧き出る。
我が家の氏神様の隣に鎮座する水神様二基。
昔、敷地内の池を埋め立てた時に水神様の鎮魂のためと、末代まで良い湧き水に恵まれるようにとの願いをこめて大正年代に建てられた。
今では共同の井戸や市水道も引かれ水に不自由は無い。
世界では飲み水がままならない人がアジア、太平洋地域で7億人、アフリカを含めると10億人。トイレの無い人々はアジアで19億、アフリカ5億人と言われているそうだ。
水の消費量は、日本では一人が一日に66年度に120㍑、94年度には248㍑と倍増。
恵まれ過ぎて感謝を忘れがちにも思える。