岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

「我が郷」の秋

2013-11-19 17:42:26 | いなか暮らし

Dscf3661
 我が郷にはため池(堤)が多い。
 ダムの水を存分に使える今でもため池の役割は大きい。 (草井洞堤)

Dscf3666

 藩政時代にはため池が多い分、コメの収穫も多く藩の財政に貢献したがその分、年貢の取立ても厳しかったようだ。

Dscf3670 厳しい藩の財政を支えている分、ため池の手入れには藩でも力を入れている。
近在に出役を割り当て、ため池の底さらいなどの手入れを度々行っている。

Dscf3674 豊富な水がダムから供給される現在は「温水ため池」とパイプラインに流し込む水量の調節と言う大切な役割を担っている。 (三郎堤)


Dscf3677 地元農家は昔から感謝を込めて手入れを続けている。

 手入れの行き届いた郷土の財産として沢山あるため池(堤)を散策して見てはいかが・・・・・・   (蟹沢堤)
Dscf3681
 (成岡堤)                      (炭焼沢堤)
Dscf3653

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「断捨離(だんしゃり)」

2013-11-15 18:23:03 | いなか暮らし

Dscf3648
 今年は柿が大豊作
子供たちに見向きをされない数えきれないたくさんの柿は鳥が大喜び。

 「断捨離」
 数年前、「断捨離」という言葉が流行語になったことがある。
 不要なものは買わない 不要なものは捨てる 物への執着から離れて、物の圧迫から逃れようというようなことだったと思う。
 日本人の美徳意識「もったいない」から考えると逆行とも思えたが行き過ぎた「もったいない」はやっぱり「断捨離」も・・・・

 我が女房殿は「もったいない」意識を守り続ける立派な日本人である。
 泊まった宿のタオル、お菓子の箱、冠婚葬祭でいただいた引き出物に至っては中身を見ることもなく仕舞い込み、納戸と言わず土蔵と言わずいつも物がいっぱいある。

 震災で被災した知人が壊れかけた家の修理を大工さんに頼んでもなかなか来てくれず毎日壊れた家を眺めて「何と無用のものがいっぱいあることか・・・・」嘆いていたことがある。

 今年、大きな病気を経験した。年齢もそこそこ、
  そろそろ、我が生涯の後片付けの時期かもしれない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「自然回帰」?

2013-11-12 12:09:46 | いなか暮らし

 郷の水がめ「三郎堤」は以前、外来魚の宝庫?となりそれなりに釣り人には人気もあったが水質が悪化し「オオマリコケムシ」 も多く発生したことから数年前に大規模な「堤干し」を行い外来魚などを駆除して以来、田んぼの給水が終わる9月から水を落として、お日さまにあてて乾かし水質を改善、近年きれいな水が戻ってきた。
 今年も9月に落水して乾かした底面は美しい甲羅模様が現れた。

Cimg0507

干した底面に足跡が点々と残されている。
 乾いた底面は固く犬や猫、タヌキが歩いても足跡は着くはずがない。
 よく見ると小さなひずめの跡がはっきり。
 8月に車にはねられた鹿の死体が見つかり、ついに我が郷にも鹿が・・・と、話題になったが、その後鹿の目撃情報も多くなり、その鹿が三郎堤の僅かに残る水を飲みに来たらしいということになった。

 今年の秋はハクビシンを捕獲したという話も聞いたし、獣害が目前となった。
 来年の今頃、収穫の秋を迎えた我が郷でも鹿や狸、狐、ハクビシン、加えて熊も猪も・・・・・

 自然回帰と、喜べるか・・・・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「セイタカアワダチソウ」

2013-11-11 17:21:45 | いなか暮らし

二十四節気 立冬
七十二候
 次候 地始めて凍る(地が凍り始める頃)
霜が降り、氷が張り、風花が舞い、季節は冬を迎える。11月12日ころから16日頃まで

001_2

 大阪万博の頃だからもう40数年もの昔、観光中の京都で始めて見かけたことを覚えている。
 毒々しい、まっ黄色の花を咲かせる外来の「セイタカアワダチソウ」、「代萩」とも呼ばれるとか。
 たくましい生命力で北上を進めたのだろう。
 晩秋の旅行中に各地で見かけるようになったと思っていたら、近年では我が郷にも進出。
 土手と言わずあぜ道や転作田に咲き、ススキさえもしのぎそうな勢いで繁殖を続けている。

晴れた朝、日差しを浴びてまっ黄色の花は咲き誇る。

外来種、毒々しい黄色と嫌ってもしょうがない。
 紅葉も終わり、花が無くなったころ強い霜が降るまで鮮やかに咲き続ける。

 日本の晩秋の彩とも言えそうだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「郷の自慢の松」を・・・・

2013-11-07 18:16:21 | いなか暮らし

016
 郷土の水がめ「三郎堤」の景観、桜の間々に緑の彩を添えていた大きな松がマツクイムシに食害され枯れて久しい。
 散歩コースに大きな枝を広げる松は枝の落下も013予想され危険なので許可を得て近所の人たちと10本ほどの松の大木を伐採、焼却した。

024 大木となった松の伐採は大変だったがチェンソーやバックホー026

019

倒した松の切り口は60~70㌢、マツクイムシの食害痕がはっきり。021
 やがて・・・・灰になった。

 また、一からやり直し。
 来年春にはマツクイムシに負けない松を植える。




 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする