岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

大黒様の供え物

2017-11-20 10:29:41 | いなか暮し

 近くの山々が白くなって、明日あさってには里にも雪が降る頃、風花の舞う北上川沿いの畑で、寒さで甘みの強くなった、大根やゴボウ、人参の収穫。
 8月の台風、大雨で北上川が増水し一旦は流された、蒔いたばかりの大根の種、 
 老妻が蒔きなおして、いつも通りの収穫は軽トラック1台分、 
 持帰って近くの畑に、葉を切りそろえて活ける(葉を上にして土に埋める)
 その上から雪が積もる。 
 葉が残っているから大根は雪の下でも呼吸を続けて、水々しさを保ち、寒さを防ぐために糖分を蓄える。

 年が明けた頃、雪の下から掘り出した大根は凍み大根になり、おでんになる。
 昔から言伝えの農家の知恵は中々。
  なぜか昔から、艶めかしい大根は、
        大黒様のお年越しに供えるということになっている。

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孫の落語

2017-11-19 14:48:49 | いなか暮し

  里の木々の、木の葉も落ちて
                赤い木の実が目立つ季節を迎えた 

 いとこ会と名付けて年に一回、30余年も続けて近くの温泉泊 メンバーも次第に、子になり孫の参加が多くなった。
 小3、小4の男の子が今年参加の最年少。
 二人でかくし芸をやるという。 
 4年の男の子は運動会で踊った「さんさ踊り」を音楽なしで踊って大きな拍手。
 次の3年生は習ってる神楽をやりたいというが、あいにく囃子の準備がない。
 「落語をやります」・・・?  
 「寿限無」を難なくこなして、大きな拍手に気を良くして、もう一席「ざるや」をやるという。
 みている方も、どこまでできるかハラハラしたが、身振り手振りよろしく演じ終えて、大きな拍手と おひねりが飛んで
 子供たちも思わぬ臨時収入。

 「寿限無」はじいちゃんの前で一度やったことはあったが「ざるや」は初公開。
 両親も「落語は初めて・・・・・」と驚いていた。
 今は「いくよ餅」に興味を持ってるらしい。

 「超入門 落語 THE MOVIE」を見て覚えたらしい。
 なんでもかんでも、即吸収できる柔らかな小学生の脳がうらやましい、それに比べて・・・・・・

 好きな「笑点」、加えて孫の「超入門 落語・・・・」 落語が身近に感じる。

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「誰か教えてください・・」

2017-11-14 14:45:28 | いなか暮し

 岩手県央部の我が郷では、2,3年前に鹿が、熊は時々出没して騒がせている。
 猪も近くまで来ているらしい。動物に限らず植物の世界でも
 東北南部以南に繁殖している竹が温暖化とともにこれから増えるらしい。
 里山で増えた竹が畑や宅地に入り込んでいる様子が新幹線や車の窓から見られる。

 京都、嵯峨野の竹に憧れて、知人から竹の根を送って貰って20数年、凡そ20本前後を育て、春には筍が100本ほど採れる。
 花巻付近では竹の自生はないから、おすそ分けは近所に喜ばれているが、ここ2、3年は増えすぎが怖くなってきた。
 固い土の中を這って、竹の根が井戸の石垣に入り込んだり、建物近くに竹の子供が生え始めた。
 このまんまでは我が家の竹林が、北限となって際限なく東北北部に広がるかも。
 
 いつか植物園で見た竹は増えないようにだろう、コンクリート管の中で栽培されていた。

 その方法が良いだろうと竹の周囲を掘りはじめたら
  意外と根は浅い。
 45~50センチも掘り下げて厚手のプラスチックか、コンクリート板で根が伸びないようにさえぎってやろう・・・・・・

 と、考えたけど  ”素人の浅はかな考え、竹の怖さを知らない”・・・・かな?

 竹の増えすぎ防ぐ有効な方法 「誰か教えてください・・」

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PC遊び

2017-11-08 17:46:11 | いなか暮し

11月7日は立冬 7月末から続く、岩手の”雨季”(?)も、ようやく一段落
 この頃、ようやく日が指すようになった。
  外来種と言えど晩秋の風景に欠かせなくなったセイタカアワダチソウ
 いつもの年より背丈が短く花の色もいまいち、これもあまりに続く長雨のせいかもしれない。

 小3の孫の友達が遊びに来て大喜び、さっそく外で遊ぶかと思いきや
  二人仲良く、PCに向かっている。
 外は天気も良く暖か、近くには公園もあるし、となりの庭には柿がいっぱい実っている。
 外にはいっぱい遊びの材料があるのに・・・・・・

 昭和20年代の後半、団塊世代の子供たちが小学に入学する前後
 どこもかしこも子供が沢山いた。外に出て耳をすませば、子供の声はいつも聞こえている。
 音の方に行けば、小さい子供から中学生ぐらいまで一緒になって遊んでいる。
 広場なんてなくとも野球もできるし、メンコや釘刺し、缶けり、畑にはグミ、山梨や柿、酢ぐりがある。
 親の手を借りなくとも、1日なんて簡単に遊べる。
 日暮れまで遊び呆けていると、大人は「子供が騒いでるから、明日は雨か」なんて言っていた。
 今、外に出ても子供の声は聞こえない、子供が少なくなってしまった。

 夕方、5時、友達は「お邪魔しました」、はっきりと挨拶して、お母さんの迎えの車で帰った。
 「家に帰って宿題をします」

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