念願の四国、しまなみ海道 目指して出発。 旅行始まりはいつものワクワク感。 天候良し、体調体力まずまず、年齢充分・・。
これで全都府県踏破・・あっ、佐賀県が残ってた。この間の長崎旅行は熊本から船で往復したので佐賀県は残してしまった。九州はもう一度出直し。
まずは新幹線から・・・・・
四国旅行始まる
ご存知ないかも知れない。「油箪(ゆたん)」とは桐の箪笥の日焼けやほこりを防ぐためのいうなればカバーでもある。
特に上等な箪笥に使われるものらしい。
昔、当地、いやどこでも使われたらしいが婚礼の「荷送り」の時、長持ち、箪笥の嫁入り道具に家紋入りの「油箪(ゆたん)」を掛けて、同じ家紋入りの半纏を着た”荷背負ぃ人”(にしょい)が長持ち、箪笥を前後で担いでしずしずと嫁ぎ先に向かった。・・・・そうだ。
そのためだろうか、古い箪笥には両端に棒を通す金具が付いている。
最近では結婚したと言っても嫁入りとは言わなくない。
当然、婚礼の「荷送り」もないが、近く結婚する知人が「荷送り」をするという。
土蔵奥にしまいこまれた「油箪(ゆたん)」の出番、
年老いた母が16で嫁入りした時に作ったらしいから実に70年も前の「油箪」
虫干し、したが少しも痛んでいない。
昔のものは丈夫なもんだと感心。
「油箪(ゆたん)」を掛けた荷物が送られて、11月には
結婚する二人に幸多かれと。
関東以西しか育たないはずの「芭蕉」だが、どっこい北国岩手で二階建ての屋根より伸びて10月上旬に花をつけた。
大人の握りこぶしほどの大きな花、せっかく貰ってきたのに生け花には少し不向きか。
「金勢(金精)さま」
集落の信仰を集める「山の神さん」の前を通って峠をさらに登る。
頂上付近の小高い場所にその金勢さまが鎮座しておられる。
60~70センチの石でできた立派な(?)金勢さま。
祖母と峠を越えるたびにその少年は
「寝小便が治るように良く拝め」と言われて「金勢さま」に手を合わせる。
いつしか寝小便が治り、祖母も亡くなった。
峠を貫く道路も整備されて交通量が多くなり、いつまにか「金勢さま」がなくなった。
車で誰かが持ち去ったに違いない。
神様を拉致とは不届きな・・・・・
それにしても「金勢さま」のご利益は偉大。
その後の少年は寝小便が治り、以来60年寝小便をしなくなった。
人気の花巻・大沢温泉の「金勢まつり」は奥州市在住、及川氏の
「ウチノメ屋敷レンズの目」に詳しい。
「孫よ、美しいだろう
虹とはこういうものだ」
「時刻表」
旅行の計画や楽しい列車旅。
たいていの用件はPCで出来る。
簡単に出来る旅行の計画も簡単すぎて味気がないでもない。
旅行の計画はやっぱり1000㌻余の時刻表をめくるのが楽しい。
何回も何回もめくってあーでもない、こーでもない、やっぱりこのコースがいい・・・・・。
利用する路線のページが暗記できた頃に旅行計画が出来上がる。
取入の秋が一段落して楽しみは秋の旅行
手作りの旅はPCは出来るだけ頼らずに、しばらくぶりで時刻表をめくっての計画は実に楽しい。
今年は老妻のお気に入りの船旅と、四国旅行を組み合わせる。
新花巻駅前の「熊谷家」、古民家で味わう神楽鑑賞会
太鼓のそばで昼寝をしている子供がいた。
太鼓の大きな音は子守唄か?
若い人たちはご存知ないかも知れない、今、皆が持ってるビデオカメラの前は8ミリビデオ、その前はVHS-Cとか言っていたような・・・・
さらにもっと前
・・・・マガジン、ポン 私にも映せます・・・・のCMで人気だったシングル8 8ミリ幅の銀板フィルムに動画を写した時代がある。
撮影済みのフィルムを透かして眺めて切り取り、繫ぎ直して編集する。
夜を待って敷布をスクリーン替わりにして映写会となる。
PCのない時代それはそれで十分楽しめた。
映写機も壊れて、沢山のフィルムは引き出しで長いこと眠っていたが子供たちの幼い頃の大切な財産だろうとDVDにコピーした。
40余年前の大阪万博や京都、奈良で遊んだ家族の笑顔が映っている。
音なし、ピント甘い、動き、 ぎごちない。
子供たちと遊ぶ妻、当時流行の超ミニスカートで颯爽と歩いている。
今は腰の曲がった老妻、
働かせ過ぎた「頑固親父」のせいだ。 ごめん。
懐かしさと、心で詫びる雨の農休日。