岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

「只今、新築中」

2014-04-28 10:08:15 | いなか暮らし

 築140年余の我が家 取り壊すのは惜しいとよく言われるが住んでる身になれば中々大変ではある。
 通気が良いから持ちは良いが寒い冬も通気が良いと言うことは寒い。
 そんな訳で母屋は、まだ取り壊す予定はないが敷地内に別棟を新築中である。

Img_0260 前もって組まれた高い足場の上を大きなクレーンが、あらかじめ加工された材料を次々と吊り上げて組み立て、さながら大きな積み木のように、数日でもう家の形が出来上がる。
 組立る人、屋根を作る人、内装の人・・・・2、3日ごとに職人さんの顔ぶれも変わるのでゆっくりお茶を出すこともない。
 おまけに夕方には工事用の鍵をかけて帰るからどの程度できているのか見当がつかない。

 「棟上げに該当する日はいつでしょう?」
 「屋根が出来たから今日かな・・・・」、老妻が大急ぎで餅をつく。

 かって、棟上げは「建て前」とも呼ばれ、屋根に大きな矢や五色の吹き流しを立て、親類や近所の人たちが手伝いに集まり、にぎやかに餅を搗き、屋根から大工さんが紅白の餅をまく、大勢集まった子供たちの歓声があがった。
 その夜、職人さんには祝儀が振舞われてお祝いは賑わう。

 そんな風景は最近珍しくなった。

 職人さんが帰った日暮れ、新築主役の倅夫婦は仕事が忙しいとまだ帰らない。

 老妻と二人、多分棟上げの日だろうと決めて新しい家の前で変わらぬ加護を神様に祈った。

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今年も「異常気象」?

2014-04-27 09:55:00 | いなか暮らし

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 わが里の桜もこの連休4/26、27頃が見頃。

 今年4月は青空が多い、青空に花々も映える。
 4月27日に那覇と札幌が最高気温が23℃と南と北が同じ気温とか、北海道までがもう初夏を通り越して夏。
 岩手も連日20℃越え、寒かった去年の4月は20℃越えたのはたったの一日だけ。

 暖かいのは誠に結構ではある。
 しかし雨が一向に降らない。4月4日に降って以来、雨の気配はない。
 田んぼの土が石のように固くなって農作業が大変、畑に野菜の種を播こうにも水気がないから芽が出ない。

 今年も「異常気象」の始まり(?)というかこれが普通の年ということか。

 雨が降ろうが晴れようが農家以外の人たちには関係がないと思うなかれ、4月の干天は野菜の成長をストップさせて
まもなく野菜が値上がりすることになる。

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