老妻が幼いころ食べて、とても美味しかったと植えたポポー(又はポーポー)4、5年してようやく実をつけた。
追熟して、皮を斜めに切り取り、スプーンで食べる。マンゴーとバナナ、アケビを混ぜ合わせたような濃い味が、甘くておいしい。 (・・が自分には1年に2ヶもあれば十分)
メンバー全員がワクチン接種を終え、コロナ禍が幾分下火になって、恒例の定例会が再開された。
会と言ってもメンバーは数人、決まり事らしいことは何もないが、参加資格のみ後期高齢者であるという暗黙の了解がある。
決まっているのは、月一回の定例会の場所と開催日だけ、経費はすべて割り勘。
再開されたその日、情報交換という名の、ほとんど昔話だが・・・
久しぶりの定例会に、仲間の一人のうれしい出来事が話題となった。
仲間でも若手(後期高齢者間にも若手はある)の彼は、とても元気で、無類の酒好きは有名、若いころから、あの肉弾がぶつかり合う、激しい祭りとして有名な蘇民祭の超ベテラン選手、岡山西大寺の会陽にも冬、裸で参加した経験がある。
今も農業法人の大型農機のオペレーターとして活躍している。
その彼が「まさか・・」という話を聞いた。
毎朝、男だけの職場に花を飾っているという。
おそらくは、出がけに奥さんが育てた花を物色し、摘み採って、事務所の花瓶の水を替えて、花を生ける、それを見て職員はみんなニコニコ、仕事前のひと時、うれしい光景が想像できる。
どちらかと言えば、花を摘むというより、花を踏み荒らす ”花と野獣” タイプの彼、にわかに信じがたいが、彼の上司が話していた「彼の仕事は繊細で正確」だという、言われてみれば多々思い当たることがある。
そんな彼は、人前では見せないが、大の愛妻家という事は仲間内でも評判でもある。
今日の定例会は、仲間のうれしい話題を聞いてみんなほっこり、また来月の定例会には又、元気で会いましょう・・・・