岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

「心は石垣島・・・」

2009-10-19 12:55:43 | いなか暮らし

Cimg5864_2  岩手でも牛の姿は珍しい。
 牛を見かけると石垣島、西表から由布島 そして竹富の水牛車観光に想いを馳せ、心は既に八重山諸島に飛んでいる。

 妻の「健康な内にもう一度石垣島に行けたら・・」の一言が近所の人たちも誘って実現してしまった。
 昔の農家の嫁として姑に仕えたり、夫の勤めのあいだ農家を守り続けた人、自身も会社勤めの傍ら農業を守った人、いずれも子供を三人育て上げた人たちが揃った。
 「懸命に働いた自分にご褒美を、」
いつもの旅行とは違って今回は女性が中心に計画を進めた。

 何度か集まってはコースの検討を繰返し秋の取り入れも済ませ、旅行のチケットが揃ってすっかり旅行モード・・・・・が、
 秋の取り入れの後もあって「腰を痛めた」人、「足が痛い」人が出てきた。
 自信をなくしてキャンセルの申込も出てきた。

 「もう一度病院に行って旅行中痛まないように相談したら」
 「薬を貰ってきたら」
 「旅行の前は農作業を休んで休養したら」
 元気に働いているように見えてもみんな疲れているんだなと、ふと思う。

出発前日 農家の女性は強い。
       みんな元気になってキャンセルはゼロ。
  男性軍もほんとは大豆の収穫や取り入れの後始末に忙しいが今回の旅行は
 ご婦人方のお供に徹する覚悟。まさか飲みすぎてご婦人方のひんしゅくはかわない様に気をつけよう。
 明日から始まる八重山珍道中に期待は高まる。

 さて天気予報・・・・・何たることか。
  石垣島に台風が近づいて雨の予報。
           雨の八重山は似合わない。

いつものように天気予報が外れてくれますように・・・・・
色々と協力してくれた子供たちにも大きな感謝

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『紅伊豆(べにいず)』

2009-10-06 21:52:18 | いなか暮らし

 世の中で一番美味しいものは何だろう。
 集落の会合の後の懇親会でそんな話題が始まった。お酒も少々入って議論百出、しばらくは「あれだ」「これだ」が続いていたが
紅伊豆(ブドウの品種)じゃないだろうか」Cimg5939

「それも形が不ぞろいで樹に取残されて熟れきった紅伊豆がこの季節、一番美味しいだろうとの意見に、会合では中々意見が一致しないのに珍しく「世の中でこの季節一番美味しいものは紅伊豆」と意見が一致した。

 嬉しく誇らしいことに我が故郷は「紅伊豆」の一大産地である。
Cimg5953_2   西に大きく開けた盆地状の地形は朝夕の気温差を大きくし粘土質の土壌は農作物を美味しく育てる。
 高度な技術と研鑽、繊細な技術が独特の甘み酸味、滴る果汁、ほどよい食感・・・・・
 なるほど今の季節、この世で一番美味しいものかもしれない。

 「紅伊豆」の収穫もそろそろ終わって稲の刈取が始まる季節である。

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