岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

「シャゴミ(ぐみ)」

2012-06-20 15:16:11 | いなか暮らし

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 夏休みを指折り数え始める頃、学校から帰った子供達が鞄を投げ捨て、近くの「シャゴミ(植物のぐみ)」に群がる。
 大きな木の下のほうから赤く熟した「シャゴミ」食べ始めて次第に木登りしながら上のほうへと登る。
 木登りのできない小さな子供は仕方なく、いくらか赤みの差したがまだ良く熟していない実を酸っぱさに顔をしかめながら食べる。
 どの子も「シャゴミ」の渋で舌が白く割れている。

 木の上のほうでは大きな子供たちが「シャゴミ」の情報交換
  「〇〇の家のシャゴミは粒は大きいけど酸っぱいぞ」
  「〇〇のは小さいけれど「モチシャゴミ」だから甘かったぞ」

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「学校の近くの林に木苺があったぞ」・・・
「一緒に行く」泣きじゃくる小さな子を残して、木苺に向かって一斉に駆け出す。
 木苺を見つけた子供は今日のヒーロー。

 昭和30年代まではあちこちの庭先に「シャゴミ(ぐみ)」が植えられていたから子供たちの「おやつの木」として植えられていたのだろう。

 最近になって「シャゴミ」の木を見つけて孫を連れて行った。
 最初は渋いとか言っていたが、そのうち「甘くておいしい」・・・・

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「岩手にまたきてね」

2012-06-18 07:11:19 | いなか暮らし

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いわてディスティネーションキャンペーン
イーハトーブいわて物語

 
 5月中頃から試験運行が始まり土、日曜 我が里を走り続けた人気のSL。

 その勇姿を毎週、見続けた子供たちはすっかりSLフアンになってしまったが17日はその運転最終日。

 プラカード作って
 「岩手にまたきてね」
 機関士さんに手を振ってもらって大喜びしていたが、そのあと「さびしいね」

 日頃、車はめったに通らない田んぼ沿いの道路もこの日ばかりは渋滞。

013

 しばらくは「機関車トーマス」遊びに付き合わせられそう。

 

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「明日の天気」

2012-06-15 08:56:33 | いなか暮らし

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6月に入ってからしばらく続いた好天・・・
   明日も晴れそうだ。

 農家の仕事は天候に左右されることが多い。
 昔、牛の餌用の干し草を刈る頃、天気予報もあてにはならず自分でこの先の天気を見極めた。

 ご飯粒が茶碗から離れにくいから晴れが続く、
 牛の涎が長いから雨模様、
  燕が低く飛ぶから次第に雨、
 夕焼けが黄色だから雨が近い、赤い夕陽は明日は晴れ、
 反対に朝焼けが真っ赤でも雨が近い・・・・
夕方、子供が家に入らないで遅くまで遊んでいると雨が近い等々。

 最近は天気予報がよく当たる。
 
 将来、天気予報が100%の確率になり、更にはカーナビ、GPSとかがもっと正確になって道を間違えることもない。
 便利だけど意外とさびしいことかもしれない。

 当たらない天気予報が懐かしい。
 

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二つの田植え

2012-06-08 18:03:26 | いなか暮らし

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 5月の田植え以降、穏やかな天候が続くせいか畑の苺が一斉に食べ頃になり苺の好きな孫たちも少々食傷気味?

 もう10年も続いたろうか横浜のある会社の若手社員20名ほどと関係者を含めて30人ほどが田植えの手伝いに来てくれた。
 去年は震災で自粛したために2年ぶり。
 005 7㌃ほどの田んぼで昔ながらの手植え006
 
初めての体験にわいわい賑やかに、教えるJA職員も
ベテランとは言いかねる若い人達。
 一時間余りで終了、次の研修先に向かった。

 秋には稲刈りも手伝ってもらう予定、待ってますよ。

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 田植え機で残した田んぼの片隅に我が家の孫たちの田植え。
 最初の孫から初めてもう10年余りも続く恒例の行事。
 暖かなその日は素足で泥に入り、小2のお姉ちゃんはキャーキャー騒いでばかり。
几帳面な3才孫はおばあちゃんに教えられたように意外と上手に植えた。
 孫たちのにぎやかな田植えに田んぼの神様も微笑んでいるに違いない。

022 孫たちの植えた稲、お米は別扱いにして元旦の神様に供えるのが我が家の恒例となっている。

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祝「ヒマラヤ14座制覇」

2012-06-07 10:05:52 | いなか暮らし

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5月下旬、黄一面の田んぼ越しに臨む奥羽の山並みはまだ雪がいっぱい。

 登山家の竹内洋岳さん(41才)がヒマラヤ8000㍍峰14座に完全登頂
 世界中でこの記録に挑戦し多くの登山家が遭難している中の快挙を心から祝福したい。

 竹内さんは小学生の頃、鉄棒の逆上がりができず、丸いもの(ボール)を使う野球、サッカー大嫌いのスポーツ音痴だったそうである。そんなスポーツ音痴が大偉業を成し遂げた。

 50有余年もの昔、「頑固親父」高校入学の頃、
竹内さんと並べるにはあまりにも恐れ多いことだが「頑固親父」もまったくのスポーツ音痴、走れば遅い、丸いものはダメ、加えて勉強は大嫌い。
 その頃、山登りに目覚めてほとんど勉強せずに山歩きを楽しみ、以来結構なこの年令になっても山の話題には胸がときめく。
 スポーツ音痴同士に親近感を抱いた次第。

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 竹内さんは「間違いなく登れるならわざわざいかなくてもいい、登れるのか登れないのか、そのせめぎ合いがたのしい」ともいう。
 冒険は生還してこそ価値があるといいます。
 これからも益々ご活躍のほど

 

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