岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

「かんたん、・・」

2017-08-28 10:09:14 | いなか暮し

 滝沢の農業機械展示会で「かんたん・楽ちん・面白い」とうたった、ロボットや情報通信技術を活用した「スマート農業」が公開されたとか。
 無人運転のトラクターやドローン、アシストスーツ等々。
  まだ8月とはいえ、季節は秋が近い。

 毎度、昔話で恐縮だが20年ほど昔、同じ農機展示会では、当時は夢の機械だったリモコン操作のヘリが公開されていた。
 目を丸くして見ていたら、岩手放送の人気アナウンサーにインタビューを受けた事がある。
「いいですね、将来はリモコン操作で農業するんですね、夢があって・・・」 なんて答えたことがある。
 その模様がテレビで放送されたらしく、知人に 「テレビで放送されていたよ」と言われたことがある。
 リモコン操縦のヘリは今では当然のようにどこでも使われている。

 何年かしたら、GPS利用のトラクターが無人で田畑を走り回り、ドローンが農薬を散布し、急傾斜の多い中山間地ではリモコン操縦の法面草刈機が活躍。
 街には排気ガスのない電気自動車・・・・・・・

 先日、盛岡の病院で、かの岩手放送の人気アナウンサーを見かけて、昔の出来事を思い出している。
 消化器科の外来で見かけた人気アナウンサーさん、 お大事に!

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ばあちゃん、がんばれ!

2017-08-27 18:12:41 | いなか暮し

 8月26日、朝までの激しい雨は止んで青空が広がった。
 花巻は24、25日に降った雨は、100㍉程だったが北上川上流地域には150㍉前後の雨が降り下流の花巻周辺は、晴れた26日になって増水、避難騒ぎとなった。
  川幅がいつもの3倍ほどになり、田んぼや豆畑が水没した。
  雨の前日、降り出す前にと、老妻が重い鍬を振り回して、せっかく蒔いた、秋大根の畑、
  増水する川が大根を蒔いた畝に迫る。
  これ以上、水かさが増えると蒔き直しとなる・・・・・

  ・・・・2、3日経って、避難した地域に被害はなかったが、冠水した大根畑は畝の表面が固くなり芽が出るのは難しい、やっぱり蒔き直し

           ばあちゃん、がんばれ !! 

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「陽がさした・・・」

2017-08-23 18:07:48 | いなか暮し

8月23日、岩手にようやく陽が差した。
  胡四王山にも薄日。
 東京では21日、仙台では30日越えの連日の雨、岩手の沿岸部では8月中旬、日照がゼロと異常気象が続く。
 高校野球の暑い日差しを羨ましく思いながら応援していた。

 予報もなかった昔々 「お日さま、お日さま・・・・」とひたすら神様に祈り、久しぶりにお日さまが顔をのぞかせたら、まさに「天の岩戸開き」 胡四王神楽の人気演目、「岩戸開き」はその、喜びを表しているのかもしれない。

 長引く雨でお米の出来や野菜の値上がりが報じられている。
 値上がりで済めばよいが、「不足」と言われると人間は落ち着かなくなる。
 若い人たちはご存じないかも知れないが、かって石油ショックの時はトイレットペーパー、
 平成5年の冷害の時はお米の買いだめ騒ぎ。
 近年では平成23年の大震災後、ガソリンが品薄となり、数日で届くと言われてもガソリンスタンドに列をなした。

 もし、異常気象が続き、「食料が不足」と言われたら、やっぱり人間は落ち着かなくなる。

  「天の岩屋に引隠せ給うた天照大神」 が岩屋から出られて
     「常闇の夜は明け渡り、日の光は四界に照り輝けり・・・・・・・・・」

  「お日さま、お日さま」、
           どうぞ、ご機嫌を治して明るい日差しをいっぱいお届けください。

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待ち遠しい 「はがき」

2017-08-17 17:14:38 | いなか暮し

  我が郷はかっての馬産地、馬、牛ともに消えて半世紀にもなるのに、お盆には、いまだに牛馬のお墓を人と同じに供養する。
     
       優しい郷である。

 彼女は同い年だから、もう70代も半ば、登山仲間の夫を亡くして6年、子供たちは立派に育て上げて、今はでっかい家に一人で住んでいる。
 訳あって30代で車の免許は返上、以来、どこへ行くにも自転車で出かける。
 話題が充分にたまった頃、天候の具合を確かめてから、いつもの愛用の帽子を被り、小さなリュックを背に10キロ余り自転車をこいでやってくる。
 リュックから取り出したお土産を「おばあちゃんを拝ませて」と仏前に供える。
 それからは、こちらも話好きな老妻と、持参したおにぎりを食べながら延々、子供の事、孫たちの成長・・・・・等々
 話はまだまだ尽きないが、夕方近くなって「そろ、そろ・・・」と帰るパターンが年に数回。

 数日後、携帯を持たない彼女からは決まってお礼のはがきが来る。
   「忙しい中、長居してごめんなさいい。」
   「とても楽しい一日でした」 達筆でお礼のはがきは欠かしたことがない。
 メールより何倍もうれしい。
 昨日も大分、話して帰ったから、多分、明日かあさってにはうれしいはがきが届く。

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うれしい「お墓まいり」

2017-08-14 16:03:38 | 日々の暮らし

  夏休み、岩手の山に登ると名古屋から来た孫、あいにくの雨続きで断念。
             それではどこが? やっぱり「まるかん」の10段ソフトを所望。

 8月13日は家族そろっての、お墓まいりは我が一族(親類)の昔からの決め事。
 菩提寺が隣町のため、一族(親類)のみが、大正年代に本家の山に造成した墓地である。
 戸数にして12戸分のお墓は、一族でもあり、自分の家のお墓だけでなく全戸のお墓をまいる習慣があり、今年も定刻の夕方5時には集り、遠方に住む2戸を除いた10戸、約60人ほどが集まった。

 それにしても今年は人出が多い、見かけない顔も。
 お墓まいりが一巡した頃、長老格が
 「この機会に親類の方々にお知らせしたいことがあれば・・・・・」

  手を挙げた一人
   「長女が結婚することになりました。お相手は〇〇にお住いの〇〇さんです」と二人を紹介、
   本人のあいさつの後、集まったみんなから祝福の拍手、
   「実はもう一つ・・・・・・・」
   「息子が嫁さん貰って、つい昨日入籍を済ませました」、拍手
 「他には・・・・」
   「息子が結婚して、春には入籍しました」
   「加えて嫁さんのお腹には赤ちゃんが・・・」またまた大きな拍手。
 
続いて
   「家でも嫁さん貰って家を新築中です」

   「娘が結婚しました」
   「去年秋、結婚して田舎に住むことになりました。子供は4ヶ月になりました」
 うれしい話題が続き、そのたびに大きな拍手、どうりで人出が多かったんだ。

 本日の出席10戸で、うれしい報告が、結婚6件 赤ちゃん誕生の話題が2件。
 親類の、いや日本の将来は明るい。
 うれしい、うれしい、今年のお盆のお墓まいりでした。

  泉下のご先祖さま方もにこにこ。

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