岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

「ワンダーフォーゲル部」

2016-07-31 14:56:11 | 田舎暮らし

         昨年、勝手に育った「ホウキギ」    
 種がこぼれたのだろう。

     今年はもっと増えて、近くの子供たちは「トトロの子供たち」と喜ぶ。

 「長野の駒ヶ岳に行って来ました」 外孫からメールが届いた。
 この春、高校に入学して「ワンダーフォーゲル部」に入ったと聞いていた。
 登山用具も買い揃えたとお母さんから、「臨時出費が・・・・・」

 思えば自分も・・・・・高校入学と同時に山岳部に入った。
 特に目的があったわけではない、スポーツ音痴だし、さりとて文化部でもない。

 山登りが一番無難と考えてのことである。
 同じ山岳部員と岩手山に登ったのが高校一年の夏、強い雨ふりだったが登り切って強い感動を受けたことだけは確かだった。
 山道具は山岳部の備品をつかえたが、旅費など出費が大変、親をだましてはお金をせびったり、ときにはキセル(今の人達には理解?)したり、アルバイトをしながら毎週のように山に登った。
 とにかく山にさえいれば楽しかった。元々勉強は嫌いだし学校に行くのは次の山行の予定を作る為だった。
 その手の山好きな仲間が何人かいて一緒に歩き回った。
 仲間に共通していたのは勉強が嫌いなこと。それでもみんな貴重な生涯の友人となった。
 そんな山歩きを続けたせいか分からないが肺活量が多く、足腰、特に足には自信がある。
 老いた今でも農作業などで一日2万歩も歩くことがあっても平気である。

 ワンダーフォーゲル部に入った孫、山登り始めたのも私と同じ16才、世代は大きく違うが同期ともいえる。嬉しい仲間である。
 スポーツも音痴らしい、勉強もあまり好きではないらしい。 わが身とよく似ている。
 いつか一緒に山登りしよう。
 
だが、少し急いでほしい、最近は山が少し高く感じるようになっているから。

 「よし!君の住んでるところはアルプスにも近い
     一生懸命、山登りに精を出せ、そして丈夫な体を造れ」
                加えて、、、、、願わくば勉強も・・・・・・ 

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孫に連れられて・・・

2016-07-29 14:38:13 | いなか暮し

 小学生の孫たちの多忙な夏休み、孫の都合に合わせて夏休み初日、気仙沼大島休暇村キャンプ場に向かった。
 キャンプ体験、何十年ぶりだろう。
 高校の頃、当時の山岳部のテントは進駐軍の払い下げ品で、厚い布地は雨を吸って更に重くなったテントを背負ってあっちの山、こっちの山の頃が思い出される。

 終日、曇り予報だったが、予報がうまく外れての良く晴れた大島、小田ヶ浜は曇り予報のせいか人手も少なく快適な海水浴を楽しんでから休暇村「手ぶらdeキャンプ」コース、「キャンプにチェックイン?」
  駐車場からテントまでの急坂をリヤカーで荷物を運ぶ、子供達は意外なことが楽しい。
 テントには毛布、ランタン、電燈は勿論、バーベキュー器具、食材は、牛バラ、三陸の採れたての大きな帆立、イカ、エビ、さんま・・・・

 大食いの孫たちもさすがにギブアップ、加えて翌朝はホテルで大好きな朝食バイキング。
 設備も行き届いている、サニタリー棟には温水シャワー、水洗トイレなど

 夏休みのお楽しみの予定はまだ・・・という方には是非、おすすめのコース。

 翌日、亀山に登ってみた。あの震災で焼け焦げた樹木、傷跡は薄くなっていたがまだその傷跡ははっきり残っていた。

 一泊二日、200㌔余の旅行だったが「孫たちを連れて行った」とは言えない「孫たちに連れて行ってもらった」が実感。
 来年、中学生になったら、もう連れてってもらえないかもしれない・・・・

 大切な夏休み、2日も使ってしまった。
 明日からは忙しいぞ、宿題、プール、子供会等々。

 

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同病相憐(どうびょうそうれん)

2016-07-23 18:37:17 | いなか暮し

 EU離脱で世界に衝撃を与えた英国の新しい首相、テリーザ メイ氏 政治には無頓着な自分も今度ばかりは心から応援している。

  遅れて咲いたバラに住みついた蛙、朝から晩まで動かない・・・もしかして死んでる、いや、少しずつ移動してるから大丈夫。
  香りよし、強い日差しもよけられる、ここは天国・・・と思ったか、まる二日も入っている。

 今年の夏の天気は一体? 6月13日に梅雨入りしてから、それまでのカンカン照りが一変して来る日も来る日も曇りとジトジト雨、岩手の梅雨はいつもは空梅雨が多いが今年の梅雨は珍しい。
 受取に行ったお母さんから通信簿も見せてもらったし、もう岩手でも小学校の夏休みが始まる。
 二十日余りの岩手の短い夏休みは宿題はいっぱい、多分今年限りかもしれないおじいちゃん、おばあちゃんと旅行とせがまれて、今年も海辺のキャンプ、6年のお姉ちゃんは広島の平和祈念日に出席、子供会行事、スポーツクラブや神楽の練習、発表会等々
 秘密基地のリフォームもせがまれている。そしてお盆・・・たった二十日余りの夏休みでは足りない。7月23日西日本猛暑、岩手は低温注意報!
 孫たちの夏休みは年寄りも忙しいんだ。

 

英国の新首相、メイ氏は実は病気を抱えている。
 恐れ多いことだが私も首相と同じ病気を抱えている。この病気は生涯治ることはない。
 メイ氏は56才で、私の場合は69才で発病、私は発病当時、そのショックで落ち込んでしまうどころか凹んでしまって現在に至り、その日の体調に一喜一憂の毎日。

 メイ氏はそんな気配は微塵も見せず英国の大難とも言える現状に立ち向かっておられる姿に尊敬と、心からの応援を申し上げる。

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一族意識

2016-07-19 18:14:01 | 日々の暮らし

 我が一族の遠い祖先は南朝に召されて熊本から奈良へ、奈良から八幡丸良尹王を守護し石巻を経て山田の船越に上陸、やがて遠野に至ったという。
 時代は下って、遠野在で金山奉行を務める 平清水駿河(本姓菊池)は花巻城、北秀愛の養子北十左衛門に娘を嫁がせた。
 十左衛門は後に、秋田鹿角で金山を発見し、金山奉行として初期の南部藩の豊かな財政つくりに貢献したが慶長19年(1614)突然藩内から姿を消した。
 十左衛門は姿を消して西へ向かう途中、その頃江戸詰めの義父に会うために立ち寄った先で義父から鶴の吸い物で接待を受けた。
 大坂冬の陣に至って、十左衛門は南部十左衛門信景と名を変えて豊臣に味方したが、のち捕えられ主家に背いたとして盛岡藩二代南部利直により酷刑に処され、西に向かう途中立ち寄った先で鶴の吸い物で接待した平清水駿河は同罪とされ切腹した。
 その妻と遺児3人は所払いとなり草深い東和町石鳩岡に移り住んだ。
 持参した十一面観音の僅かのお賽銭で糊口をを凌ぐこと15年余、里に下り浄珠院に草鞋を脱ぎ、それぞれの道を選んだ。

 長兄は石鳩岡に戻り土着帰農、三男與右衛門は下小山田館地区に、次兄次郎右衛門は前郷の知人を頼る。
 浄珠院の過去帳には土沢、菊池の租(松林院春陽浄正居士 寛文九年 三月四日)と記されているという。

 次郎右衛門種胤の三人の子、長兄、平清水孫八郎重広は亀ヶ森、次兄 治兵衛武治はその優しい性格から矢沢に分家、矢沢村次郎ェ門 我が一族の本家初代となる。
 頭脳明晰な三男次郎衛門武綱(改 光矩)は士分を取り戻すべく本家を構えた。 「入内島一崇著 遠野菊池党」

 3人の兄弟は別れの時、後世所在が不明にならないようにと各々、代々に渡り玄関先には柳の木を植える約束して別れたと言われている。

 そして現代・・・・苦難を強いられた先祖のDNAを継いだせいだろうか、当地に暮す我が一族は一族意識が高い。そのせいもあって集まって飲む、機会が多い。
 夏、恒例のバーベキューは大本家宅に集合、30人余の一族が集まってビール、焼き肉・・・・・時には真剣な話し合いも。
  楽しい催しの主役はやっぱり子供 スイカ割、花火に歓声・・・・・

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セキレイの旅立ち

2016-07-14 11:26:52 | いなか暮し

 6月の半ば、登校前の孫たちが
 「ベランダに卵がある」から始まった我が家のセキレイ騒動
  翌日6月15日には卵が5個に増えている。
 そろそろ抱き抱える頃と家族で厳戒態勢 
 見に行くのは静かに一日一回だけ、ベランダに出入れはしないこと。洗濯物は別なところで干すこと。遊びに来た友達には内緒にする。写真の係はお父さんだけ・・・・
   十数日後 6月30日無事に孵った5羽のヒナがぐっすり眠っている。
  親鳥の声が聞こえるのか、一斉に口を開いて餌をねだる。
  7月10日夕方、ヒナがベランダの中を歩きまっわている。旅立ちは近い。その頃、親鳥が人の近くまで飛び回る。

 久しぶりによく晴れた11日の朝、親鳥が心配そうに見守る中
   5羽のヒナが飛びたった。

 「良かったね みんな無事に、元気に飛び立って・・・・・」

 静かな環境を守ってあげようとみんなで守った厳戒態勢が解除されたが
   家族みんなが寂しさに包まれた・・・・・・
 

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