岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

『北帰行』

2006-03-11 16:59:19 | 田舎暮らし

Cimg0849 ※ 撮ったぞ・・・春になって低く飛び回る白鳥の一団、今夜の宿、三郎堤に向かう白鳥一家を自宅屋根すれすれに飛ぶ一瞬を写した

 雪どけが一気に進んだ。2月末頃から雪の無くなりかけた田んぼには白鳥の群れが集まる。その数、10や20じゃない時には100羽も越す一団が北帰行に向けて栄養を蓄えているのだろうか。田んぼには去年の秋、取り入れの際にこぼれた籾や しいなが多い。妻の言うことには白鳥は田んぼのクログアイを食べているんではないかと言う おせち料理に使う「くわい芋」に良く似た田んぼにとっては厄介な悪玉、難雑草、クログアイの芋である。芋と言うくらいだから多少の甘味があるかも知れない。そういえば田植の終わった田んぼで悪さをするカラスもクログアイの生えている田んぼに入りたがる。とすると厄介な雑草の芋を食べてくれるありがたい鳥ということになる。

 美しい水をたたえた湖を優雅に泳ぐ白鳥は正に「白鳥の湖」だが良く見ると水の中では短い足をバタバタしてるし、ましてや雪解け後の田んぼは泥だらけ、籾や しいな、クログアイを漁ったあとの白鳥は「白鳥の湖」どころか泥だらけの白鳥である。

 4月に入り良く晴れた朝、澄み切った青空に上昇気流に乗って高く高く舞い上がり、家族ごとに北に向かう白鳥の一団はその美しさと共に一抹の寂しさも感じる。

 北帰行の白鳥 その頃に北から、長男夫妻が旭川滞在中に生まれた孫を連れて帰郷 南から、九州に住む孫たちが春休みを利用して遊びに来る。待ち遠しい春である。

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