農協や農機具屋さんから貰うどこの家でも使ってる暦とは少し違った暦を使っている。離れて暮らす孫たちと毎日、顔をあわせたいと思って一念発起、写真入の暦を作るべくパソコンに取り組んだ。
かいあって、ようやく作れるようになった。電話の前やトイレにも、ポケットのメモ帳にも写真入の暦を持っている。
トイレが一番良い。毎日、しっかり顔を合わせることが出来る。
遠くの孫たちから毎日のように北から南からメールが届く。それでも写真がたまるとCD,ビデオテープも届く。ニューヨークのおいっこからもメール、昨日の電話は隣と話してると何等変わらない。おまけに随分と安くなってるらしい。
その昔、と言っても昭和40年頃 山形からお嫁さんを貰った人がいた。そんなに遠くから貰って大変だろうと噂話になった頃もあった。便利な世の中になったものである。
孫たちに「ここはいやだよ」と言われそうなトイレの暦、「じいちゃん頑張れ、ばぁちゃん頑張れ」 と、今日もしっかり微笑んでいた。