岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

初舞い

2019-01-22 17:41:18 | いなか暮し

 日曜日 花巻市東和町の「石鳩岡神楽」を、ゆっくり楽しみたいと、誰も誘わずに一人で正月初舞いに出かけた。
 天保年間から続く、長い歴史を持ち、ヨーロッパ公演の経験や、又、盛岡南部家のご祭神、桜山神社の専属神楽も務めるだけあって見応えは充分、つい熱中して最後の権現舞まで見てしまった。
  演目の合い間に話してくれる、小正月行事や地域に伝わる風習、これがなかなか。
 いつか、このお話だけでも聞かせて貰える機会があればと思う。
 観客も地元の集落の人たちが多いんだろう、送る拍手の間合いも、良く心得ていて、舞う人、観客が一緒に楽しんでいる。
 良く鳴る横笛が気になり、幕の間にチラッと見えた笛の吹き手は若い女性かな?
 「山の神舞」に撒かれた、拾いきれないほどの、お菓子、中でも集落の産なんだろう、小袋に入った栗を沢山頂いた。
 おかげで家への土産も・・・お神酒や甘酒も振る舞われて会場は和やか。
 4時間も続くお神楽の間、きっちり座って、熱心に神楽を見つめる男の子がいた。
 帰り際、たまたまその子と一緒になり
 「何年生・・・?、神楽が好きなの?・・・・・」
 「はい、四年生です、神楽が大好きです・・・・」

 話してる時に、「・・・・私の孫です」、声の主の視線と合ってびっくり。
 「あっ、〇さん・・・・?」
 「〇〇ちゃん・・・・?」 何と、おそらくは20数年ぶりの出会い。
 数年、同じ会社で働いた、とっても明るい性格がみんなに好かれ、休み明けにはお団子やまんじゅうなど作ってきてはご馳走になった思い出がある。
 おまけに、可愛かったから、「倅の嫁さんを貰うときは、〇〇ちゃんのような人を・・・」と思っていた。
 かわいいおばあちゃんになっていた。

 早速、念願の神楽の御利益があったのだろう、懐かしい人に出会えた。
 後期高齢者と言えど、可愛かったり、美しかったりすると胸がときめく。
  決して、不整脈のせいではない。

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1 コメント

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Unknown (マレさん)
2019-01-22 21:29:55
ご利益が有りましたね。
こんなことで不整脈や多少心臓に負担がかかったりしても、お釣りが来ますね。
北海道は歴史が浅いので、こうした伝統の行事があるのは羨ましいです。

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