岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

家族と旅を‥② 祖谷、松山

2023-06-30 15:33:37 | いなか暮し

二日目、名古屋から次女と運転要員の孫二人、昨夕遅く駆け付け、空港近くに泊まった長女を加えて総勢5名、小牧から高知に向かう。
 機中一時間、昨日花巻~小牧間で痛んだ左肩から腰の痛み、今日も痛んだ、気圧? 機外に出ればケロリ。
 レンタカーは余裕の7人乗り、若い孫二人の運転、遠回りになると当初の計画には入ってなかった徳島の「祖谷のかずら橋」を提案、延々続く険しい山道、車中、少々ボリューム高めの若い人たちの好む音楽は我慢して、やがて「祖谷のかずら橋」到着。
 遠回りした分「かづら橋」は楽しかった。 みんな恐々、へっぴり腰を大笑いしながら楽しいひと時だった。
 近くの「琵琶の滝」で記念写真を撮った後の昼食が「かずらそば」と「でこまわし」 なるものを初めて食べた。
 そば団子、祖谷のじゃがいも、岩とうふ、こんにゃくを串に刺して、たっぷりの甘みそをつけてゆっくり焼き上げた「でこまわし」結構な歯ごたえもあり、おいしさにはびっくりした。
 近くで見かけた石垣は昔の田んぼの跡だという。祖谷は急峻な土地柄、元々田んぼは作れない土地柄にも関わらず、お米に対する執着で田んぼは小さな区画で畳1枚ほどのところもあるらしい。田んぼに貯めた水が漏れないように田んぼの底には粘土が敷き詰められているというから驚き。
 山道をもどって松山へ、以前に松山を妻と訪れたころは「坂の上の雲」が放送されたころで松山城は「坂の・・」の関連する展示物がいっぱいあったように記憶している。薄く雲が広がる天気は暑くもなくリフトは快適。
 松山城をゆっくり散策終えたころ、日の長い6月とはいえ夕闇が近い、道後温泉本館前を通って今夜のホテル着。
 夕食は運転要員孫2人のお楽しみバイキング、いっぱい食べて明日も安全運転をお願いします。 

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家族と旅を・・①

2023-06-29 15:05:44 | いなか暮し

 戦国の世、斎藤道三公から織田信長公、稲葉山城から岐阜城へと、そして慶長5年1600年落城、戦国の世を象徴するお城「岐阜城」 現在のお城は昭和に再建され資料展示、展望室からの眺め、長良川沿いに広がる景色が素晴らしい。日本百名月「岐阜城にのぼる月」にも選出されているとか、
 山あり川あり岐阜城の素晴らしい写真、観光パンフレットから借用しました。

 留守を頼んだばあちゃんには沢山のお土産を約束して、空港まで送ってもらい名古屋小牧までは1時間と少しで到着、この僅かの時間に左肩から腰にかけて、結構激しく痛んだ、「どうしたんだろう?」到着、荷物の受け取りを待つ間にケロリと治っていた・・・。
 名古屋駅で近在に住む次女と待ち合わせて列車、岐阜を目指す。
 10年ほど前、妻と名古屋から高山を列車で目指し、車窓から岐阜城を眺めたことがある。「このお城、いつか必ず訪ねよう」、そして今日、娘と訪ねることになった。
 ふもとの公園で娘の手作り弁当、元々歩くことが好きな親子、完備されたロープウエイを避けて百曲がり登山道を登る。
 標高300㍍余とは言え夏、意外と手強かった、背中はすっかり汗だくになり念願の岐阜城に立った。
 歴史のにおいをプンプン感じながらお城を見て回る。
 展望室から長良川沿いに広がる景色に感動、資料展示、眺めを存分に楽しんで、この夜は娘宅へ泊る、飛行機の中での痛みはすっかり忘れてごちそうになった。

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「庭じまい」

2023-06-22 15:32:19 | いなか暮し

凡そ花巻地方の田植えは5月中~下旬には終わる。植えられた苗は順調に生育を続け、日増しに逞しくなり、分けつが進みそろそろ稲の体内では穂が作り始めるころになって、昼の間は木陰で昼寝をしていた鹿が夜になって田んぼに侵入して稲を食害する。 野にも山にも草がいっぱい生えているのに、なぜか稲を食べたがる。
 田植え直後から現れる鹿は学習能力も持ち合わせているんだろう、テープや糸を張ったり動物の嫌がる音を流したり鹿対策はあの手この手を尽くしているがすぐに慣れてしまう。可愛い顔をした憎い鹿である。

 「墓じまい」ならぬ「庭じまい」という言葉を新聞で知った。先祖から引き継いだ庭や、趣味で作って楽しんだ庭の手入れが重荷になった庭をかたずけてくれる庭屋さんもあるらしい。
 後継なり次の世代が興味を持って引き継いでくれればいいが、昨今、その風流を楽しむ人が少なくなったように感じる。興味がなければ親がせっせと手入れをしたとはいえ負担だけが残る。ましてや手入れをしない庭はすぐに荒れる。
 庭木の管理は梯子を使っての高所の枝切や剪定作業がほとんど、年寄りには危険でもある、切った枝の処理も問題、片づけに業者を依頼するほどの庭でもない、思い切って倅に相談したら異議もないらしい、手に余る木々からじっくり処理しようということになった。
 高木になり形も崩れてきて大木になってしまった”糸ヒバ”が「庭じまい」第一号。倒して年輪を数えたら60本ほど、根もびっしり張っていた、まだまだ成長する木だったに違いない。
 亡き父が植えて手入れをしていたことを思うと、少々のうしろめたさが残る。この夏はこの一本だけ。
 この先、植えてから100年も過ぎたもみじ、伽羅、つつじ・・・等々。心を鬼にして「庭じまい」ができるだろうか。

 この夏、たまたま福井の永平寺お参り旅行がある。
 ご先祖様が、せっかく庭木を植えて手入れをして作ってくれた庭を「庭じまい」をする、言い訳とお詫びをしてこよう。・・と思う。

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早苗饗(さなぶり)の頃

2023-06-16 09:42:05 | いなか暮し

 丈は伸びても花の数が少なかった庭のつるバラ、長い竹を支柱にして、茂りすぎた枝を整理して上に伸びるだけ伸ばしてやったら、いっぱいの花を着けた。その数6、7百輪、びっくりするほど咲いた、まさに花の塔。
 花の終わった今、花弁が降るように舞っている。 今、まさに「宴のあと」 桜でいえば花筏の頃。

 6月も半ばの花巻地方の田んぼ農家は、どこの家でもホッと一息ついている。
 早春から続いた田んぼの作業、苗仕立て、田んぼの準備、そして田植え、草刈り終わった今、田んぼの緑は日一日と濃くなり、たくましく成長してるのでまずは安心。

 今の時期、かっては「早苗饗」と称して地域の仲間と小旅行、温泉、慰労の集落行事が盛りだくさんの頃だが今の時代は早苗饗という言葉さえ聞くことが少なくなった。
 「元気で良く働くから・・」と娘、孫たちが旅行に連れて行ってくれるという。遠く、四国方面を計画したらしい。
 四国は橋で渡れるようになったころから興味を持ち何回か訪ねているが、今回は空路四国入りらしいが計画はすべてお任せ、一緒の顔ぶれが娘、孫 孫の運転で、となれば大きな楽しみである。
 四国から帰って2週後、今度はいつもの飲み仲間との旅行も控えている。メンバーとの旅行は恒例となりつつある。
 飲みながら「今年は○○に行こう」「幹事はお前・・」と簡単にご指名をいただいた。
 新幹線、いや飛行機、○○に行くんだったらあそこにも・・・飲みながらの要望も多々。
 みんなの希望も汲んで決めた先は北陸方面、高齢グループだけに制約も多いがみんな楽しみにしている。

 旅行は好きだし、どこへでも行きたいところはいっぱいあるが昨今は体力も気にはなる・・・

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