※ 緑の美しい季節
新しい住民や他所から嫁いだ人は屋号（その家の名前）は厄介らしい。世代が替わっても屋号は変わらないから名前より屋号が便利。
色々の屋号がある。
流れに沿って「田頭」 「上田」 「中田」 「前田」 「田の下」 「田尻」
地形に合わせて山際には「山根」 流れが集まる「谷地」 「沢田」 橋の側には「大橋」 「橋本」 変わったところでは初穂伝説由来の「初の実」
本家が「上」 なら分家は「下」 本家の西に分家を貰って「西」 東なら「東」 なぜか北と南という屋号は無い。”鬼門”に由来してるのかもしれない。
本家から竈（分家）分けして本家の屋号に竈をつけた「百目木竈」 「沢田竈」新しい分家は「新屋」
水の湧き出るところには「清水下」 「磨清水」といった美しい屋号も
初代の名前に殿をつけて徳蔵殿は「とくど」 子之助殿は「ねのすけど」
氏神様が屋号になって疱瘡神社が「いぼ神」 熊野神社が「熊」 色々の屋号はその家の歴史を知ることも出来る。
ちなみに我が家の屋号は「平」 排水に苦慮するほど平な場所が屋号になった？
都会から嫁いだ倅の嫁さんも屋号には苦労させられてるようだが
『平の（大分、訛ってTyara・・）あねさん（嫁さん）』 と呼ばれて今では元気な声で『ハーイ』
お西 東の家 十文字 角
懐かしい思い出に 暫し したりました
岩手の祖母から聞いた屋号が面白くて、
由来を調べていたらこちらに辿り着きました。
祖母が子どもの頃、「とるむつかまんど（とるまつかまど？）」
という屋号があったそうで、フランス語のような音で、
どのような意味か気になったのですが、
意味は分からないと言われてしまいました。
岩手の頑固親父さんの記事で、かまど→竈→分家？
というところまでは分かったのですが、
「とるまつ（？）」の部分が何を表しているのか気になります。
もしご存知でしたら、教えていただけませんでしょうか。
ちなみに、祖母の屋号は「てっぽうさん」だったそうです。