岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

働き方改革 ?

2019-09-29 09:24:28 | いなか暮し

  エンゼルトランペット、一株に25センチほどの花が150ヶほど咲いた。
 寒い冬、重い根株をハウスに移したりしながら、花好きな老妻の苦心作でもある。
 意外、この花には種実や樹液に強い毒性があるらしい。

 今日も休み ?・・・3連休を持て余す孫たち、お父さんもお母さんも休み、先週も三連休、随分と休日が多くなった。
 今春には10連休なんてこともあった。
 かって、現役の頃には資源の乏しい日本では、働くことが美徳、猛烈社員とかおだてられ、上司の命令は神さまの命令に等しかった。
 セクハラだって、みんなに注目されてるからこそで嬉しい事なんだと言われていた。
 有給をとるのは、相当の努力、気まずい思いをしたように思う。
 そんな事をしていたら、今の時代は怖い、あの会社はブラックとか、セクハラ、パワハラ・・・

 生産年齢人口が平成25年(2013)の8000万人から47年後2060年頃には4400万人に減ると言われている。
 このままでは国全体の生産力が低下し、国力の低下が避けられない事からの「働き方改革」らしい。
 働き手(高齢者、女性)を増やし、出生率、労働生産性を上げるために長時間労働を減らし、非正規と正社員の格差をなくし、労働人口、高齢者の就労促進をはかり一億総活躍社会の実現・・・・・
 と、言うことは、早く言えば働きやすい環境をつくるから女性、高齢者はもっと働け、と言うことか。

 

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落穂ひろい

2019-09-22 17:22:47 | いなか暮し

  我が故郷から望む自慢の景色が・・・・ 
            松も伐採されて近代化?

 暑くて長い夏だったせいか、今年は稲の稔が早い。
 いつもの年より一週間以上も早く稲刈りが始まった。
 2条から6条ものコンバインは、自転車より早いスピードで稲を刈りとり、あっという間の稲刈り作業、機械の性能も良くなって稲穂や米粒をこぼすことも少ない。
 もっとも多少こぼれたところで、その上に藁を散らかすから見える筈もない。
 
 昔、お米が大切にされていた頃、いや今だってお米は大切。
 お茶碗のご飯を食べ残したり、茶碗に、ご飯粒をつけたままにすると目が見えなくなると叱られ、何はともあれ毎朝、神様、仏さまにはご飯を供えた。
 大切なお米だから稲刈りや収穫の時に、田んぼにこぼれた稲穂を拾う。
 せっせと稲穂を拾う年寄りが邪魔くさい、コンバインの邪魔と感じていた。

 彼岸の三連休の息子にコンバインを運転させた。
 コンバインが踏みつぶした稲株を刈取り、籾のいっぱい着いた稲穂を拾い集める。
 コンバインの上から見る息子は年寄りは邪魔くさいと思っているに違いない。

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長く暑い、夏が過ぎて・・

2019-09-16 17:56:27 | いなか暮し

  猛暑の夏、より暑さを感じさせてくれた真っ赤な百日紅も、主役を白い萩と交代。
 秋の果物、リンゴやブドウが出回って、中々手が出ないミニトマト 
                     畑で熟れて収穫を待っている。
 3日間の花巻祭りは良く晴れて人出も最高とか。 
  方十里 稗貫のみかも 稲熟れて
       み祭り三日 そらはれわたる・・・
 稗貫ばかりか 全国的に豊作と言われている。
            宮沢賢治先生も喜んでくれる。
  9月13日は旧暦の8月15日、雲一つない、中秋の名月
 熟れすぎた田んぼの稲は少々倒伏も始まった。
                      9月14日撮影
     暑いと言ってる間に秋深まる。

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一族

2019-09-11 15:20:14 | いなか暮し

  災害もなく、ほぼ順調な天候に恵まれて、今年も豊作の予感 (8/31撮影)
 同じ地区にあって同じ姓を名乗る15戸の私たちの一族は、400年近くもの昔の一軒の家から始まったと言われている。
 同じ地域に住み、菩提寺もお墓も一緒だから、一族意識も高い。
 春から始まる、お墓とその周辺の共同草刈や、時にはガーデンパーティ、かっては一族で旅行もしたこともある。
 お彼岸の墓参りの習慣がないので、その分、お盆のお墓まいりは集合時刻が決められて、家族総出のお墓まいりは賑やか。
 近くに住むとはいえ、久しぶりの逢った元気な顔、結婚して初めてお嫁さんを連れてきた人は人気の的、自慢そうに初孫を抱いて来た人・・・
 あれっ、去年まで来ていた人が、「実は、実家に帰りまして・・・」なんてことだってある。
 昨今はペットのお墓の方に、沢山の花や供物が供えられていることも多い。
 お互いのお墓を巡って線香をあげながらのお話は続く。
 せっかくこれだけ集まるんだからと、ビールをお墓に持ち込んだことがあったが女性陣の反対にあって、メモリアルビールは中止された。
 そんな一族がお盆過ぎに、合同で法要を行う。
 大忙しのお盆を過ぎた菩提寺の住職を呼んでお墓で法要をして、そのごは幹事の家で供養膳、もっともここ数年は近くのレストランで行うことが多い。
 各種の連絡、情報交換してからの懇親会、住職が退座した頃からパーティは熱を帯びる。
 親類と言えどそれなりの決まりもあり、少々不自由なこともあるが、そこはやはり一族という、心地良い一体感も感じられる。
 泉下のご先祖さま方も喜んでくれている・・と思う。

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地主さんの家

2019-09-08 06:16:03 | いなか暮し

 豪農とまでいかぬまでも、かって大地主と言われた家を、この夏、相次いで2軒訪れる機会があった。
 近在の地主さんではあったが、恐れ多くて今まで訪ねることがなかった。

 表の道から見る限りでは、大きな生垣に囲まれている以外は普通のお宅に見える。
 意外と狭い生け垣の中を通って、広い庭に出たら、雑草がやや伸びてはいたが、大きな庭石が置かれ、池には石橋が架けられ、背に、庭の一部なんだろう小高い山が迫っている。
 明治か大正の頃の建物からは長い廊下の、木つくりのガラス戸が続き、ガラス越しに広い庭が眺められる。
 廊下から部屋を覗くと、欄間には細かい彫刻が施された部屋が続く、いったい部屋数がいくらあるんだろう。
 この、立派なお座敷にどのような人が訪れたのだろう。
 全ての調度品、骨董の類は教育委員会に寄付されたと聞いた。
 庭の反対側には、外の土蔵が3棟も見えている。
 かって、小作の農家の人たちがお米を納めに来て、この倉に納めたのだろう。

 ため息つきつつ、次のお宅を訪ねた。
 築150年余、江戸後期か明治の初めに建てられ、昭和30年代に大幅に改築し、茅葺きの大きな家を小さくしたと言うが、車寄のついた玄関から、まっすぐ奥の座敷につながる広い廊下の突き当たりの襖は、多分金箔が張られているように見えた。
  台所の大黒柱、測ってみたら径が60㎝あまりの多分、ケヤキ、それに続く桁が見事、ヒバか檜で、幅が50㎝もあった。

  訪ねた2軒の豪邸だが、どちらも仕事の関係などで別にお宅を構えて、現在は、どちらも当主が不在。
  誰も住んでいないとは勿体ない。
 こんな大きな、豪邸で過ごせたら、どんなにかと ため息交じりに拝見した豪邸だが、住む人からしたら「豪邸も大変」かな?

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