※写真 君の住む島とは対極の日本最南端、波照間島 離島好きの私の最も好きな島
この春、大学を出た甥っ子が北海道の学校の先生になることが決まった。もしや・・・と思っていたが最初の赴任地は小さな離島に決まった 本人が離島勤務を望んだらしい。旅行好きの私としては地図を見ては喜んでいるが大切な一人息子を離島に手放す両親にとっては大きな不安だったらしい。地方とは言え街中に生まれ育った子である。
赴任先へ移動の日、引越しの手伝いがてらお母さんも一緒に離島に向かった。島の港、岸壁に「○○先生大歓迎」の横断幕が、引越しに島の人たちにも同僚の先生方にも沢山手伝ってもらったようだ。船で出あった島の人にも親しくしてもらった。お母さんも島の人たちに一人前にしてもらおうと言う気持ちになった。甥っ子も良家のおぼっちゃんとばかり思っていたのにいつの間にか逞しくなっていた。
赴任して1ヶ月後 甥っ子から両親宛に便りと共に最初の給料が届いた。何はともあれ神棚に供えた。さて、その使い道は・・・・・おばあちゃんは孫の成長を待たずして数年前になくなっているのでおじいちゃんと両親の3人で分けようと言う事になった。大事なお金で何を買ったことだろう。涙もろいお母さん、そのとき、きっとレジの前で涙を流したに違いない。
赴任してもう4ヶ月、送らなくていいと言うのに毎月、給料を送ってくると言う。
島の人たちに逞しく育てて貰って立派な先生になれ!
頑張れ 新米教師