サンタさんも少々あきれながら、この子にはこれしかないだろうと大きな獅子舞人形をプレゼントしてくれた。
大喜びして大きな声を出すたびに、音に反応してくねくね踊る獅子舞人形もすこし踊り疲れそうである。
大喜びして大きな声を出すたびに、音に反応してくねくね踊る獅子舞人形もすこし踊り疲れそうである。
獅子舞人形の前に花を飾り、お銚子や菓子、みかんを供えて2礼2拍手の参拝までしている。
どこに行くにも腰に100均の刀を差して、この頃では手には扇まで持って歩いている。
年明けには胡四王神楽が家々を回る。
今からわくわくしている大切な孫である。
今からわくわくしている大切な孫である。
かって(?)親孝行ということばがあった。
年の暮れは大掃除の季節「破けていないからまだ良いよ」と言う老いた母のために障子を張り替えてやった。
「やっぱり、明るくて気持ちが良いよ」母は喜んでいる。
古希にもならんとする息子が90歳の母のために障子を張り替えてやる。
なんと美しい親子愛、親孝行・・・・・・が、しかし
なんと美しい親子愛、親孝行・・・・・・が、しかし
今から110年ほど前の1900年(M30)の平均寿命が44歳、それから50年経て1950年(戦後のS25)にようやく60歳を越えた。
いまや男女平均で80歳を越えて、2100年ごろには日本人の平均寿命が92歳にもなるという国連の予測もある。
その頃になったら古希70歳の親孝行どころか90歳の息子が110歳の母の肩を揉むという孝行も夢ではないかもしれない。
その頃には古希なんて、はなたれ小僧かもしれない。
小学1年の孫がジジ、ババの住む北海道に空路一人で行くと決めた。
生涯に無数にあるであろう旅立ちの
最も最初の旅立ちである。
生涯に無数にあるであろう旅立ちの
最も最初の旅立ちである。
元気に手を振って搭乗待合室に送った
ところが行先の千歳空港は天候回復待ちで飛行機が飛び立たず、いったん乗込んだ飛行機から待合室に戻された時は一人旅の不安が・・・・・。
1時間余の遅れで飛び立ったあと、むかえに出たはずのババは携帯を持たないので遅れの連絡しようがない、頑固親父は家に戻ってネットで到着の確認。
1時間余の遅れで飛び立ったあと、むかえに出たはずのババは携帯を持たないので遅れの連絡しようがない、頑固親父は家に戻ってネットで到着の確認。
周囲のヒヤヒヤ、ソワソワをよそに
「ババの家に着いたよ」 電話の明るい孫の声。
「ババの家に着いたよ」 電話の明るい孫の声。
その日の北海道は吹雪で大方の飛行機は欠航、電車も止まったり遅れたりと大荒の天候だったという。
雪の北海道でジジ、ババに一杯甘えて元気に帰っておいで!!