北帰行した白鳥と入れ違いにやってくる大きな鳥(鷺)の一団。
ギャーギャー大きな声で鳴いて、大きな木の上に住み、蛙でも探すのか、田植えの終わった頃、田んぼを歩き回る。
足が長いのに、ちゃんと足を上げないで歩き回るから、植え付けたばかりの苗を踏みつける。
大きな鳴き声、容姿もいまいち、白鳥のように歓迎されない可哀そうな鳥でもある。
平成の大合併で大迫町は花巻市と一緒になった。
内川目小学校は、この3月で閉校された。生徒数も少なくなっていたんだろう。
亀ケ森小学校とともに大迫小学校に統合されるという。
通いなれた早池峰山への道沿いの内川目小学校、この先販売機がないので、いつもここで車を止めて、校門前の自販機で山登り用の飲み物を買った。
内川目小学校の子供たちの声がいつも聞こえていた。
その先、早池峰ダムができる何年も前、早池峰に向かうバスは7、8月の登山シーズン以外は落合止まり、その先は徒歩で早池峰へと向かう。
道筋に、大又小学校があり、ここでも元気な子供たちの声を、まじかに聞きながら、麓の岳集落に向かったが、大又小学校はすでに40年ほど前に折壁、中乙小学校とともに内川目小学校に統合されたものだという。
どこも子供が多くにぎやかな時代だった。
いつかテレビで見た。フイリッピンのセブ島の子供たち、大勢の子供たちがカメラマンを追いかけ、昔の日本のメンコのような遊びをやってる子や、走り回る大勢の子供、明るい日差しの下で、みんな笑っている。この子供たちが将来の世界の大きな力になるんだろう。
かって日本でも元気な子供たちがあふれた時代がある。
その子供たちが大きくなって今の日本の繁栄をもたらしたんだろう。
今、子供たちが少ない、抱っこしている赤ちゃんなんて、ここしばらく見たことがない。子供が少なくなって集落の子供会も運営が難しくなっている。
いつか賑やかな子供の声に安心して過ごせる国になればと・・・・。