人気の岩手、石鳥谷町の田んぼアート。
東北本線沿いの30a区画だろうか、田んぼに描かれた巨大な花巻鹿踊りにびっくり。
今日の「夏休み絵日記」に書こう。
「じいちゃん 肩車できる?」
127㌢、38キロに育った小1の孫が言う。
「無理だよね、じいちゃんが壊れるかも・・・・・」
ずーっ、と前から肩車して欲しかったと言う。そういえば、おんぶはしたけど肩車の記憶はない。
昔々、60余年も前の話。 私も肩車の記憶はない。
1歳の誕生日の直前に父は病死した。
その前年、私が生まれた年には父の弟(叔父)が21歳で戦死している。
訳あって母は里に帰った。
そして終戦、農地開放で田んぼも失った。戦後の混乱期に幼い私は祖父母に育ててもらった。
生活も困窮を極め 祖父母に肩車の余裕はなかったことだろう。
数年して母が戻り小学に入る少し前に新しい父(継父)を迎えたが もう肩車はできなかった。
育ててもらった祖父母への恩を想い、
祖父母の年齢を大幅に超えたいま、孫に想いを重ねる。