岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

「岩手の地震」

2008-07-25 20:42:25 | いなか暮らし

Cimg3988 写真 道路沿いの山百合、手折られることなく周囲に薫りを放ち妖艶とも思われるように咲いている。

旱魃に悩まされていた今年の岩手、7月10日頃から降り出した雨は降りやまず7月23日の夜も断続的に降り続いていた。
 床に入って振り返る。
 堤の水は・・・田んぼの水は・・・・・それにしても激しく降るなーと思いつつウトウト。

 24日 0時26分 突然の激しい揺れ 築100有余年の我が家は揺れも大きい。
 飛び起きたら寝起きのめまいも加わって立ち上がる前に一度、手をついた。
 妻も、隣室の娘も起きた・・・ 年老いた母の部屋行ってみたら既にテレビを点けて震源地は? どこだろうと言っている。
 離れの孫たちも泣き声は聞こえないから眠っているのかな。

 翌朝、どこも被害は見当たらない。
 震源地付近も震源が深いせいもあって思ったより被害がなかったのが安心。
 安心した頃から全国の いや世界中からお見舞のメールや電話。
 北海道から九州、加えて中国の友人、モンゴル滞在中の知人からもメールが届く。
 被害がなかったからこそ、久しぶりの知人との会話も進む。

 今朝の地震
 マグニチュード6.8 震源地付近の岩手県洋野町付近は震度6強
 我が家付近は5弱と言うことだった。

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「オリンピック」

2008-07-23 17:12:31 | いなか暮らし

Cimg3949 写真 道路沿いの山百合の蕾、2,3日後には咲き始める。車で通る方はどうぞ手折ることなく眺めてください。

 BSで映画「東京オリンピック」を見た。ときの大臣がクレームをつけた言われるが単なる記録ではないと思う。市川 崑名監督の芸術性の高い映画に感動を新たにした夜だった。

 1964年だから実に44年も前の「東京オリンピック」 
 敗戦から数えて僅かに19年、ものすごい復興ぶりだったんだなーと改めて思う。

 当時「頑固親父」も20代前半のばりばり。
 記憶に間違いなければ翌春に結婚を控えて夢に燃えてたその頃、彼女(妻)と見に行った映画は 多分「愛と死をみつめて」
 東京オリンピックを白黒テレビで観戦し、ほどなく秋の取入れを済ませて仙台の造り酒屋に出稼ぎした。今は1時間で行ける仙台も、当時は3時間ぐらいかかったと思うがおなじ時間で東海道新幹線は東京~新大阪をその頃から走り始めていたのである。

 以来44年。  ばりばりの青年も高齢者の仲間入りが目前。
 東京オリンピック当時日本人の平均寿命(男)67歳 今では79歳
 順調にすすめば「頑固親父」の余命14年、まだまだ働かねば・・・・・・ 

 北京五輪は中国では「奥林匹克運動会」と記すそうだ。
 この夏のテレビが楽しみ。

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「今採り野菜」

2008-07-19 18:54:40 | いなか暮らし

Cimg3959 写真 「虫追い」の季節である。
 昔、稲の害虫の被害を防ぐには各地の博物館などで見かける、竹で作った「虫追い器具」や「神さま」にお願いするしかなかった。
30年代~沢山の農薬を使ったが今は安全な食糧生産のため最低限しか使わない。
 鎮守さまから虫除けの「お札」をいただいて田んぼに立てる。
 究極の無農薬である。

 今年の岩手、冬から7月の始まで前年比50%以下の降雨量だった。
 地区の水がめの配水操作を任せられた「頑固親父」は薄氷を踏む思いの連続。
 ダムができ、田んぼにはパイプラインが敷かれた今だからこそ旱魃を騒がない。
 一昔も前だったら文字どうりの我田引水や水争いの起きた年に違いない。せっかく収穫したキュウリやナスも水気がなくて不味いと感じていた。

 7月10日待望の雨が降りその後も適度の雨が続く。
 水がめも満タン、これから出穂を迎える稲にもたっぷりの水がやれる。

 雨上がりの夕方、畑に出て野菜を収穫する
 たっぷりの水気を吸って成長したキュウリ、ナス、トマト、ユウガオ、エダマメ・・
 保育園から帰った孫は大好きなブルーベリーやラズベリー、黄色や赤、細長や丸いミニトマトの収穫に忙しい。

 今、採った野菜に少々の塩を振って晩酌のおつまみ。
 つい、さっきまで日差しを浴びていた野菜たちはまだ太陽のぬくもりを残している。
 湯に通した枝豆にビールが美味い。
   まさに「百姓冥利」を味わう
 あまった野菜は産直にも出せるがガソリン代のほうが・・・・と言うわけでもないが近所におすそ分けして喜ばれた方が嬉しい。

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「同期会」

2008-07-13 18:50:07 | いなか暮らし

Cimg3839 Img_0003  嬉しい誤算だった。二人目の孫の誕生を前に、立てた「孫の田んぼ」は女の子だろうと思って立てた(左)が生まれてみたら丈夫な男の子、急遽書き直した。(右)

 還暦からすでに5年 全国のご同輩は今年から高齢者の  仲間入り。
 と言うことは良く考えたらその昔、調度50年前に中学校を卒業したことになる。卒業後50年を記念しての「卒後50年大同期会」なるものに参加した。
 自分の顔は見えないから おじいさん、おばあさんの会合のようだったが飲み、話している間に次第に50年前の顔になり、懐かしさについつい高齢者以上の飲み方をしてしまった。
 僅か3年の思い出が50年も経っても、とても懐かしく楽しい夜だった。

 認定農業者とか担い手農家とおだてられ今も現役で頑張ってはいるが、やはり少々の息切れも感じ始めている。
 拡大、前進あるのみとばかり突き進んできたが、そろそろ余力を残して規模の縮小も考えようかと思う。
 良きパートナーの妻も少しずつ痛み始めている。縮小して空いた時間は孫と遊び、妻の趣味の花つくりや野菜つくりを手伝うのも楽しいかもしれない。
 「卒後50年大同期会」の帰りの車で考えた・・・・・

  頑張れ「岩手の頑固親父」

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「兜明神岳」

2008-07-10 21:24:17 | いなか暮らし

Cimg3465 Cimg3895_2 写真 今年はカモシカとの出会いが多い。
 左写真は2月谷川岳 天神平ロープウェイから、多分親子のカモシカ、右は2,3日前 梅の収穫に行った里山で、であった。若いカモシカくんはしばらくこちらの様子を見て しばらく走り回っていたがやがて藪に入った。

 登山家の岩崎元郎さんがジパング倶楽部3月号にJR山田線沿いの兜明神岳を紹介していた。
 1005㍍の高さは小学生の孫の夏休みの登山に手頃、まずは下見登山に列車利用で出かけた。
 一日に上り下りあわせて7回だけしか列車が停車しない山田線区界駅は標高744㍍。その差、261㍍の登山はのんびり歩いて調度1時間で山頂に着いたが頂上近くの険しさは岩崎さんが「頂に三角錐の岩山を載せた・・・」と書いていたが正に三角錐。
 三角錐以外はなだらかな草原あり白樺の林あり、広いキャンプ場あり・・・・

 夏休み、孫達との登山はここに決めた。準備は万端、さあいつでも集合。

山登りの好きな「頑固親父」、
 年毎に狙う山は少しずつ低くなりつつある。
 そう・・・妥当な年令(とし)を重ねているのである。

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