過日、成田山参道にて。ここに鎮座されるのはお不動様(不動明王)でここに文殊菩薩様は
いらっしゃらないかと思いましたが、ふと3人寄れば文殊の知恵なることわざ...思い出しま
した。この3という数字、日本人の思考回路の中に取り込まれているのかもしれません。
成田山参道の名物は、うなぎ...。松・竹・梅の3種類あります。相撲の世界でも三役揃い踏み
なんてありますし、政治の世界でも三役(大臣、副大臣、政務官)...。一説には日本人は両極端
を嫌う傾向が強く、AかBかを迫るより、3つ示して真ん中を選択させる...。あくまで傾向ですが。
最近、こんなお話が...。経理の責任者が一人で30年、会社のお金を管理していた。信頼しきって
いたが不正が発覚した。一人に任せるのはダメでしょ...ということで2人にした。今度は結託して
不正が起きた...。それでは3名に...。今度は3人結託して不正が行われるのではないか...。
会社の大切なお金を管理する3人(幹部)が結託して不正を...。もしそうであるならば、その会社
(組織)の行く末...どうなんでしょう...。3人寄れば何が起こるのか...。文殊の知恵が出るかも
しれないし、暗黒世界に落ちるかもしれない...。魔が差す前に信心...、正五九参りの帰途にて...。