銚子・角巳之・三代目

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缶詰のこと...。

2021年09月26日 | 日記・エッセイ・コラム

食品流通の現場に長らく携わって感じていることの一つ...。昨今、缶詰の価値が見直されていること。
正当な...価値。という表現が妥当なのかもしれません。この優れもの、年を経る度に発見があり、
製造過程に参画させて頂いて楽しいし、何よりも食べて美味しい...。しかも常温・長期保存可能...。

さらに缶詰は無添加商品。加圧・加熱の缶詰製造技術の産物であります。こんな優れものであり
ますが、ひと昔前の缶詰の相場は100円/缶なんて言われ、むろん高額品もありましたが、
多くは嗜好品(カニ缶等)であり、イワシ、サバ等の缶詰はディスカウント商品のような扱いで...。

銚子は水産の街らしく、戦後はたくさんの缶詰工場があったと聞いております。私が知っている
だけで10ケ所以上...。それが今、2社を残すのみ。裏を返せば激動の時代を乗り切った2社の
将来は非常に明るいと思います。缶詰は100円なんて無礼な固定観念...吹き飛んでますから...。

缶詰の種類も多種・多様になりました。アヒージョ(写真)なる料理もすっかり定着してきたよう
です。これから銚子でも様々な缶詰が発売されるようです。乞うご期待であります。個人的には、
銚子水産高校(現・銚子商業海洋科)が実習で作っていたあずき缶...。最高でした。懐かしいです...。