銚子・角巳之・三代目

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おいしそうな...。

2018年12月27日 | 日記

仕事柄、食品の開発現場にいる機会が多く、そこで語られていること...。
おいしいモノが売れるのではなく、売れるのはおいしそうなモノ...。食べれば
分かるだろうし、見せかけで一度売れたからと言って、次回もそうであるとは
限らないのでは...と思ってますが...。ただし食品の販売現場では真理を突く
言葉のようです。おいしそうなもの...。写真はローストビーフですが、上段は
色が褪せはじめ、下段は鮮やかな色をしている...。売れるのは間違いなく鮮や
かなモノ...。一方、食品添加物に関心の高い方も多くなって参りました。
出来るだけ添加物が少ないものを選びたい...。裏貼りシールを見ると、一方は
牛肉、塩、香辛料のみ...。もう一方は、書ききれないほど沢山の物質名が...。
何でこうなるんですか?と聞くと、沢山入れるのは色を鮮やかに保つためです。
もちろん法律で許可された範囲内の添加ですよ...。これを聞き、10数年前の
論争を思い出しました...。遺伝子組み換え作物食べますか? 農薬たっぷり作物
食べますか?...。遺伝子組み換え嫌だ...という意見に対して、害虫に耐性有る
遺伝子組み換え作物は、通常品に比べ農薬散布回数が極めて少ないです...。
見た目と、その裏に隠された真実...。何を選ぶかは自らの五感を駆使してと
なるのでしょうが、情報が簡単に入手出来てしまうが故に、反作用としての真実を
見る目、自己責任などという感覚が益々問われてくるのだろうと思っております。





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1 コメント

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食の安全・安心 (ちかあと ひろし)
2018-12-27 08:27:10
おいしい食べ物は体に危険で、健康には良くない、代表は、ふぐ・魚卵ですね。

生き物:生命の危機から逃れようとする逃走本能を持っている(その恐怖感がないと死ぬ)
生き物としての人間:判断をためらうことも生命の危険と感じ、この時不安を感じる、従って目に見えない(今日のブログでは、添加物・農薬など)ものは危険と判断する。

情報:判断するための知識と定義すると。情報源は、昔はうわさ話、今はメディア。ここで問題は流通する情報の多くが「危険を伝える情報」で「安全を伝える情報」はほとんどない。
従って消費者は「やはり危険だ」と判断します。情報の量ではなく質が問われることが改善策ですね。
(その判断が先入観となって真実が見えなくなることもたびたび耳にします)

もう一つ、人間の本能は、何か問題が起こったら信頼できる人に相談したいということ。⇒それはそれはこの社会では難しいです。

結論
人間は食べ物を「未知の化学物質のかたまり」と理解して、リスクゼロはなく、リスクが許容できる程度に低い状態を確認できることが食品安全であり、自ら安心でき、おいしく食べられることになる。という教育が必要です。

教育には時間がかかるので、問題がある時は利害関係者が、適切な情報を持ち寄り議論し結論付ける、リスクコミュニケーションという手法をとることが肝要です。

本年聴講したセミナーで学びました。

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