仕事柄、食品の開発現場にいる機会が多く、そこで語られていること...。
おいしいモノが売れるのではなく、売れるのはおいしそうなモノ...。食べれば
分かるだろうし、見せかけで一度売れたからと言って、次回もそうであるとは
限らないのでは...と思ってますが...。ただし食品の販売現場では真理を突く
言葉のようです。おいしそうなもの...。写真はローストビーフですが、上段は
色が褪せはじめ、下段は鮮やかな色をしている...。売れるのは間違いなく鮮や
かなモノ...。一方、食品添加物に関心の高い方も多くなって参りました。
出来るだけ添加物が少ないものを選びたい...。裏貼りシールを見ると、一方は
牛肉、塩、香辛料のみ...。もう一方は、書ききれないほど沢山の物質名が...。
何でこうなるんですか?と聞くと、沢山入れるのは色を鮮やかに保つためです。
もちろん法律で許可された範囲内の添加ですよ...。これを聞き、10数年前の
論争を思い出しました...。遺伝子組み換え作物食べますか? 農薬たっぷり作物
食べますか?...。遺伝子組み換え嫌だ...という意見に対して、害虫に耐性有る
遺伝子組み換え作物は、通常品に比べ農薬散布回数が極めて少ないです...。
見た目と、その裏に隠された真実...。何を選ぶかは自らの五感を駆使してと
なるのでしょうが、情報が簡単に入手出来てしまうが故に、反作用としての真実を
見る目、自己責任などという感覚が益々問われてくるのだろうと思っております。