銚子・角巳之・三代目

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記憶と“思い出”の境界③

2023年10月20日 | 日記・エッセイ・コラム

この話題、この辺でと致します...。モノより思い出...というTVCMありましたが、まさにその
通りと感じる昨今です。おカネで買える“思い出”というものがあるかどうかわかりませんが、
思い出とは買えるものでなく、感情ある人間が具体的な行動を通して得るもの...だと思います。

おカネで買えないものなので、いくらお金があっても思い出は増えず、反対におカネが無く
とも思い出は増えるかも。ここ数日の文脈で言えば、人生最後の相棒はおカネで買えない。何事
もおカネと言うモノサシに換算して考える...では、良い相棒が得られないということかと。

先日銚子の有る場所(海岸)にて釣りをしていた80代と。釣り三昧羨ましいですねと言ったら、
こういう趣味は定年してからじゃなくて(それがしたいなら)あなた達現役時代こそやるべきだ。
定年してから、〇〇が済んでからと言ってちゃ何もできないまま人生終わるよ...と。

忙しい最中に時間を見付け、自分がしたいことをする。時には気の置けない仲間や家族と一緒に
釣りに行って、釣れた!釣れなくて魚屋さんで魚買った...。こういう他愛ない事が思い出になる
のよ..。この80代、仙人のように見えました。記憶と思い出の境界かくの如し...と。