銚子・角巳之・三代目

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記憶と“思い出”の境界①

2023年10月18日 | 日記・エッセイ・コラム

人生を重ねると増えて行くもの...葬儀。友人、知人、取引先...様々な形で参列させて頂く機会
が増え、殊に親しい間柄であればその晩年、時にお亡くなりになる直前に立ち会う場面も...。
すでに意識が朦朧とされている中で、恐らく“思い出”に浸っておられるだろうと感じること度々。

ある方から、人間が地位、名誉、財産すべてを失って残るもの...教養と言われました。そして
人生最後の局面で、その方の人生を締めくくる時、その相棒は“思い出”...と。教養とは記憶力
のことではなく、ある種の生きる力。知っていたって行動しなければね...という事であります。

知っている...から行動に移したとして、成功するとは限らない...。しかしながら生きている間に
何かに挑んだこと...、成功、失敗によらずそこに介在するもの...感情。感情を伴う記憶が良くも
悪くも“思い出”となって、人の人生に寄り添い続け最後まで人生の相棒となるのかもしれません。

挑戦という言葉が仰々しければ、思い立って行動したか否か?(行動できるのは生きているうち
だけですから)行動すれば失敗もするでしょうが、失敗を恐れ行動しない、長いものに巻かれ
続けると最後まで残るのは“後悔”だそうです。この話題少し続けます。