これも千葉県調理師大会の一コマ...。カービングの実演がありましたので見入っておりました...。
カービング...、野菜や果物に装飾を施す手法で、発祥はタイ国、その起源は700年以上前
に遡るそうです。今回の料理コンテストにも多数、カービング作品がありました...。
どれを見てもお見事で、目に鮮やか...。カービング・ナイフと言う特殊なナイフ1本で、
まさに芸術作品のような出来栄えであります。カービングとはもともと“彫刻”の意らしいの
ですが、野菜、果物の他、石鹼やろうそくに施される場合もあるのだそうです...。
どうせ食べてしまうのに、こんな手間暇かけて...。と思ってしまう私のような者は無粋なの
だろうと...。タイ国での発祥も、元来は“おもてなし”...。腹を満たすため“だけ”に食べる...。
(私など)この領域に留まっている限り、この世界観を理解できないのかもしれません。
もともとは(タイ国)宮中で、王様へのおもてなしのために始まり、食用というより使わない
部分などを使っていたようです。何よりも、“おもてなしの心”...を形に。こんな料理で出迎え
られたら特別感あるだろうな...と。最近は魚にもこのカービングあるようです...。