銚子・角巳之・三代目

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胸中成竹(きょうちゅうのせいちく)

2022年10月01日 | 日記・エッセイ・コラム

本日から10月となりました。今月を含め今年もあと3ケ月です...。今年は寅年だったので
事務所入り口に、竹と虎(の置物)を飾っておりました...。俗に牡丹に唐獅子、竹に虎...と、
絵になる構図です...。昨日の脚下照顧を辞典で見ていたら、次に胸中成竹...とありまして。

胸中成竹(きょうちゅうのせいちく)と読むそうです。意味は物事を始める時は予め見通し
を付けて準備を整えておくことだ...の意だそうです。画家の方が竹の絵を描く時、実際の竹
を良く観察して、その構図を予め考えてから制作に取り掛かること...に由来しているそうです。

竹の絵に限らず、何事にも通ずる例え...。なるほど...と感心しておりましたら目の前に、
置物の虎、竹の鉢植えが目に入ったという次第です。竹を描くに、茎はこう...、葉っぱはこう...。
と部分から見るのではなく、まずは竹(竹林)の全体を見よ(中国故事らしいです)

部分最適の総和は全体最適ではない...。合成の誤謬(ごびゅう:間違い)と同じ例え...。この
こと過去何度か掲載したことがあります。ここに再び目が行くということは、近視眼的な見方
に対する戒め...。もう少し大きな視野で物事を見よ...何事も。そういうことかと...。