銚子・角巳之・三代目

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円高・株安②

2008年03月19日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_2947 円高・株安にサブプライム....。金融機関を破綻させては国民生活が...という事で公的資金。大企業を潰すと影響がという事で債権放棄....。97年の再来などと言われてますが、じゃあ97年はどういう年で何があったのか? その反省に基いて今があるんじゃないのか?...と。本日はちょっと横道に逸れますが、関連すると思いますので....。本日は食糧・環境の話を。これも連日、メディアを賑わせている話題。この象徴的な年は1992年(平成4年)と言われております。ガット・ウルグアイラウンドの妥結年。要するに国際貿易を活発化させましょう。自分の国の事だけ考えず保護主義を排して自由貿易の世界にしましょう。もっと言うと、日本は農産物をもっと買え....。この妥結を受けて、農産物の自由化が始まる。92年はさらにブラジル・リオでの地球環境サミット。ここで気候変動枠組条約と生物多様性条約の枠組みが作られる。要するに温暖化問題と地球は人間だけが暮らす場所ではない。という国際合意が作られて行く訳です(これについては改めて)。さて、ガット・ウルグアイラウンドにおいて決定された農産物自由化。米の自由化、牛肉・オレンジ交渉など話題になりましたが、実はこの国際合意、単に農産物自由化の問題“だけ”ではなかったようです。日本は農産物に高い関税を掛けて、根本的な問題に触れる事無く問題を先送りしただけだと...。まず大前提として、農業は国の基本。どの国も国内農業は保護するのが当たり前。コスト高の日本にコストの安い国から安価な米が入ってくれば、国内農業は壊滅的打撃を受けるかもしれない...。故に米には高い関税が掛けられ、その関税が国内保護の原資となって行く訳ですが、これだと自由化してもそのメリットを国民が享受することが出来ない....。世界の常識は、高い関税を掛けて輸入を防ぐことではなく、“農業は”“環境を守る産業”であるという認識の下、別の政策で守る.....。横道に逸れ、かつ難解になってしまったかと思いますが、数日この話題にお付き合い下さい。最後までお読み頂ければ何らかの関連を感じて頂けると思いますので...。写真は銚子港に停泊している海上保安庁の巡視船・かとり。流線型の美しい船ですが、真後ろから見たらこんな感じでした...。物事は縦、横、斜め、前後に左右から見ることをモットーにしておりますので....。