銚子・角巳之・三代目

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現実・現場・現時点

2008年03月17日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_2910 以前勤務していた会社で、良く言われた事。報告は現実・現場・現時点の3点セットを必ず盛り込み、要旨をA4一枚で簡潔にまとめよ。と。その問題の“現実”とは何か? それで“現場”はどうなっているんだ? それはいつの“時点”での話か?状況は刻々と変る。しかもかつて経験したことがないような事件に際しては。BSE(狂牛病)問題なんか典型でしたね。食肉業界は事件・事故が多くてお気の毒だね....。特にBSE。売るモノないでしょ....。モノの見方は立つ位置によって変わる。売るモノがない? 豚も鶏も加工品もありますよ。売る? 売る側は他の商品を売ればいいけど、生産者の立場に立ったらどうなの? 売るも何も、出荷停止。でも牛はエサを食べなければ死んでしまうし、それには経費が発生する....。収入が全く無くなってしまうのに経費だけは毎日発生する。再開の目処は立っていない...。生産者がこの恐怖感を感じている中、売るものがない?なんて悠長な事言ってられるのか?...BSEの影響は牛肉に留まらず、牛肉由来成分、コラーゲンとか、調味料とか、なんだこんなものにまで牛肉由来成分が入っていたのか?....と。“安全性”をいくらアピールしても消費は回復しなかったけれど、農協団体などがトレーサビリティー・システムなど、“仕組み”で“安心感”を示した途端に消費は回復を見せる....。現実・現場・現時点.....。今でも物事を見る、基準になっております。物事は立つ位置によって如何様にも見える。相手の立場になって....。よく言われる事ですが....。