銚子・角巳之・三代目

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ジョナサン①

2008年03月01日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_2847 カメラを構えて風景を撮っていたら、偶然目の前を一羽のカモメが通り掛り、運良くカメラに収まってました...。で、ふと、ジョナサン....と出てきました。カモメ=ジョナサン、ああそうだ、カモメのジョナサンね。と...。1970年代に大ベストセラーとなった本でしたでしょうか。カモメのジョナサン。今の50代くらいの方々が青春時代にお読みになられた本でしょうか? 薦められて何度か読んだ記憶はあります。殆どのカモメはエサを取るために空を飛んでいるが、ジョナサンというカモメ(寓話なので)はエサを取るためでなく、早く、高くを目指すことを目的に空を飛んでいる。そんな彼の姿は仲間から異端扱いされ、やがて群れを追放される....。それでも早く、高く飛ぶことを目指して鍛錬する彼の前に、仙人のような別のカモメが現れて、彼をより高い次元へと導いていく....。たしかそんなお話。1970年代のヒッピーとか、学生運動とか、生活の為に理想を忘れ、飼い慣らされていく事に反発を感じた世代が熱狂的に支持した書。そのジョナサン世代の方々もそろそろ定年を迎えるようです。その世代の方々との交流が多いのですが、家族とか、事情あって飼いならされる生活を選択したけれど、定年後はもう一度、ジョナサンに。そういう方、かなり多いです。それが荒唐無稽であれ何であれ、時代、時代を懸命に生きた方々には大きな魅力が備わっております。お腹はちょっと出て、昔のような馬力は無くなったけれど、大きな知恵をお持ちの方々、自らは動けなくても、その影響力で周囲を動かしてしまうという方、何人も存じ上げております。そんな方々はどんな20代、30代を過ごしたんだろう?という事ですが、燃えるような50代を過ごしている方は間違いなく、燃えるような40代を過ごしており、燃えるような40代を過ごしているている方は、燃えるような30代を....。少なくとも、どうせ~だから...。しょうがないよね~。なんて言葉は出てこない方が殆どです。仕事も遊びも一生懸命。先日50代後半の尊敬する先輩に会いました。満面の笑みで、でも目は鋭く....。全然かなわない。と思いました。まだまだ修行です。