銚子・角巳之・三代目

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円高・株安①

2008年03月18日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_2948 円高、ドル安が止まりません。不穏な空気も流れ、これは1997年の日本の大手金融機関破綻の状況に近いと指摘するアナリストも多数。東京の諸先輩方から分析資料を拝領しましたが、確かに....。最大の問題は、すべてカネで解決できると思った傲慢さ、こんな大手なら潰されない...。やはり心の問題かと。人間はいつも同じ過ちを繰り返すものなのかもしれません。1997年は東京におりましたが、誰が山一證券、拓銀....の破綻を予想したでしょうか。あんな大手、絶対に潰れない....。就職活動の際、そんな声、あちこちで聞きました。今、銚子という地方都市にいて、当時の雰囲気を昨日のことのように思い出します。97年過ぎから、勝ち組・負け組なんて嫌な言葉が聞こえだし、果ては、勝ち組企業の負け社員、負け組企業の勝ち社員....、いまだに何が勝ちで、何が負けか良く分からないのですが....。行く事も出来ず、引くことも出来ない板挟み状態を二重苦=ジレンマと呼びますが、当時、トリレンマなる言葉も出てきたような...。トリレンマ=三重苦であります。景気低迷ながら物価上昇(スタグフレーション)、資源高、低い自給率、果ては急激なインフレ、ハイパーインフレ懸念まであると...。株価が低迷する、資金が株式市場に流入し易いように公定歩合を下げる。でも効果がない。さらに利率を下げる....。また効果が無い。どころか、株式市場に行くはずだった資金が、石油や穀物と言った資源の投機に回ってしまい、国民生活に不可欠な食糧・エネルギー価格が上昇し家計を圧迫する...。株価を安定、企業経営を安定化させようとして金融政策を実施する。すべて国民生活の安定のため。しかしながら裏目に出ると....。拝領した資料によると、2025年までに世界人口は25億人も増加。日本はすでに人口減少局面に入り、2025年の65歳以上比率は37%超。その時、世帯の半数以上が単身かあるいは2名以下。農畜水産業の後継者は激減しており、食糧危機は現実のものに....。“生き方”の変更が不可欠のようです。私は積極的田舎暮らしの時代かと。続きは明日。