銚子・角巳之・三代目

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不測時の.....②

2007年08月11日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_1413 有識者と呼ばれる方々の見解や、食の世界で現実に起こっている事。これらを丹念に重ね合わせると、我々は本当に薄氷の上に暮らしていることが分かります。“本気で”考えると“不都合な事実”が次々と見えてしまうので、出来るだけ目を背けていたい...。そんなところでしょうか。でも確実に危機はやって参ります。先程TVのニュースで自給率40%割れ、の報道が有りました。自給率40%割れは記録的なコメの不作年であった平成5年以来13年ぶりだそうです。平成27年までに自給率45%が国の目標値のようですが、かなり難しい状況のようです。自給率の高いコメ離れが進んでいるからです。そのコメにしても、自給率は100%ではありません。95年に日本がWTO協定を締結した後、ミニマム・アクセスの名目により、この10年間で日本人が年間食べている量に相当する700万㌧以上のコメが輸入されております。ミニマム・アクセスとは必要最低量の輸入枠の事。要するに、国際社会の一員なんだから少し付き合いなさい。さもないと....。と言う事であります。それでなくともコメ離れ、国内の米価は上がらず、1俵(60㎏)で1万円台の前半。1反(約300坪)から取れるコメは8俵前後。300坪の田んぼを管理するのがどれだけ大変か....。後継者問題を机上で論ずるのはたやすい事です。さてその輸入米、いまだ大量の保管在庫があるようです。その保管には数千億円の“公的資金”が注ぎ込まれております。明日から本題に入ります。