銚子・角巳之・三代目

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

なめろう

2006年09月13日 | 銚子のうまいもの

100_0461 昨日のサンマの押し寿司はプロの作った逸品。こちらは家庭で作ったアジのなめろう。銚子では総称してアジのたたき。と言っているようで、あまり“なめろう”という名前は一般的でないように思いますが、名前はともかくこれまた絶品であります。アジを三枚卸、ひたすら叩いて味噌と生姜。以上です。“なめろう”、焼いて“さんが焼き”という名称は房総半島南部、九十九里の漁師町の呼び名のようですが、本当に名前はともかく、アジはこうやって食べたら最高。その典型です。漁師町ではこれらを酢で〆て、“水なます”という郷土料理などもあります。サンマ同様、アジもたくさんの食べ方があります。アジフライ、叩き、一辺倒ではこれまたアジの魅力が半減です。因みにアジは“アシ”と言われる身の弾力性が強く、ツミレ等に加工すると弾力が強く、歯ごたえがあるツミレに仕上がります。サバ、イワシは反対で“アシ”が弱く、ツミレにすると弾力が弱い。最近は魚の特性関係ナシに食品添加物で如何様にも。という時代ですが、前浜で活動している以上、この魚の特性にはこだわりにこだわって参りたいと思っております。因みにアジですが、最近は日本中で品不足。築地の仲間に昨日聞いたところ、築地市場で高いものは4000円/㎏を越えているとか。回遊性のクロアジ(銚子のアジ)、根付きのキアジ(関アジ等)に関わらず、アジも高級魚の仲間入り。そんな状況なのでしょうか。