銚子・角巳之・三代目

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臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前

2006年07月25日 | 日記・エッセイ・コラム

100_0199 昨日は法華経で言う七宝(しっぽう)でしたが、話には続きがありました。臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前(りん・ぴょう・とう・しゃ・かい・じん・れつ・ざい・ぜん)とは、真言宗で言う、邪気を払う真言(しんごん)であります。私は無類の時代劇好きでもあるのですが、確か影の軍団などで服部半蔵が唱えていたと思います。これまた詳細は省略しますが、臨める兵、闘う者、みな列を作って陣を張り、前にあり。という内容。この“前”という事、この前にいるのが仏様だったり、目に見えない霊的なもの。から転じて、邪気を払い、勇気を振り絞って何かの決断を行う時に唱えるのだそうです。オリンピックに出場するようなトップ・アスリートでも、試合前には極度の緊張状態に陥り、各々がそれぞれの方法で緊張を取り除く努力をしているそうですが、誰だか忘れましたが、この真言を唱えている。という方がいたと聞いた事が有ります。さりとて、突然何か思いついたおまじないを唱えているわけでなし。トップアスリートは日常生活の中でも試合のことを考えており、肉体的・精神的な準備を怠らない。コンサルタントの方との会話は多岐に渡りました。“頭がいい”と“お勉強が出来る”のは別問題ですよから始まって、お利口さんになり過ぎると動けなくなる、最終的には理屈で割り切れない世界にどのように対応していくか?という事。そうなると仏教の世界とか、スポーツとか、文化芸術とか、一見その仕事とは何の関係もないような世界、究極的に人間力の時代なんですよ。とのことでした。続きは明日。写真は数日前の日没。不気味でした。真言の事を思い出したのはこの風景を見たからです。