銚子・角巳之・三代目

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伊良湖(いらご)その②

2006年03月16日 | 諸国漫遊紀

000_0793 写真は伊良湖岬。渥美半島の先端です。ここから続く“恋路ケ浜”は日本の渚100選に選ばれているようですが、それも納得です。本当に綺麗な風景でした。対抗意識で書いている訳では有りませんが、犬吠埼・君ケ浜も渚100選です。風景の美しさに1番も2番もありませんし、“その時”“その場所”の風景もある種の出遭いだと思います。気分の良い時に気持ちの良い仲間と見る風景は格別です。さて、伊良湖“岬”。この“岬”ですが、各地の突端部分に何らかの~岬という名称がありますが、漢字で書くと“~岬”だったり、“~崎”だったりします。犬吠埼は埼玉の“埼”です。ちょっと興味が有ったので調べてみたら、どうも地形を表しているようですね。“崎”は山の形が海に突き出している姿で、“埼”は平地が海に突き出している形。明治時代から続く海図の書き方に由来するようで、伊良湖は地名を“崎”は山の形が海に突き出していることを意味しているようです。海図を使う船乗りが地名で周囲の形を把握し易いようにとの配慮だったようです。因みに“岬”は“御崎”と書くようで、“崎”の前に“御”が付いた、雅語(昔の言葉)、美語(美しく修飾された言葉)を指すようです。そう言えば、この伊良湖岬の遊歩道には万葉の歌碑が沢山ありました。万葉の歌人も、この岬の素晴らしさには心を奪われただろうと思います。