銚子・角巳之・三代目

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サメ皮

2006年03月13日 | 銚子のサメ

000_0761 写真はコロザメの皮。サメ皮としては最高級の評価でワサビおろしなどに使われています。サメの種類も多種多様。と言う事でサメ皮も多種多様。古い文献などを読むと1000年以上も前から珍重されてきた歴史が良く分かります。日本刀の柄(つか)に滑り止めとして巻かれたり、宮大工が柱の木目を出すのに使ったりと実に様々な用途で使われてきたようです。またサメ(皮)の種類によって使い方を分けていたようです。私は蒲鉾屋ですからサメの解体作業もしている訳ですが、サメの皮は他の魚に比べその強さが段違い。皮と身を剥がす時もかなり力を要します。この強さや表面のいわゆるサメ肌を利用して様々な用途に加工。昔の人の知恵は本当に凄いです。サメ皮のワサビおろしですが最近は都内の飲食店でも良く見掛けるようになりましたのでお馴染みかもしれません。やはりこれでワサビをすりおろすと、ワサビの香りが全然違う気がします。今までは東京や本場伊豆の専門店さんでしか購入できませんでしたが、最近はネット通販でもかなり商品紹介が出ていますね。便利な時代です。