風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

「風に立つライオン」

2020-03-14 | 映画・芝居・TV

いつもなら(なぜか)週末から予定が埋まっていく。
イベントやら、取材やら、会合やら・・・
しかしコロナの影響であっという間に週末の予定が飛んだ。
先週末は本当に久しぶりに何も予定がない2日間。
ということで、いろいろ事情もあって映画ざんまいの週末だった。
土曜日は諸般の事情により契約したNetflixから
ミニシアター向けと思われる映画をいくつか飛ばし見と
映画館で見逃していた数本の映画を鑑賞。
日曜日は家人がDVDを数本借りて来たので、それを鑑賞。
あと2本のDVDはエンタテイメントだったので面白おかしく、
そして見逃していたこの作品を。

さだまさしの「風に立つライオン」という歌は
本人の歌より先に、沢友恵さんの「シンガー」というアルバムで
カバーしたものを聴いていた。
沢さんの圧倒的な歌、壮大で切ない歌詞とメロディー・・・
聴いていて涙が出てきた。これは本当にすごい歌だ。
その歌を元にさださん自身が小説を書き、
その小説を原作とした映画がこの作品とのこと。
主演の大沢たかおさんご自身が企画したものだったという。
フィクションなのだろうが、ドキュメンタリーに感じるストーリー。
いや、実際に、名もないたくさんの医師たち、看護師たちが
こんな人生を今も歩んでいるのだろうと思う。
途中から涙が止まらなかった。
表現するボキャブラリーを持たないことが悔しいけれど
とにかくすごい映画だ。
何度でも見たい。

ホワイトデーの今日、この記事をUP。
「愛」はけっして恋人たちや夫婦だけのものじゃない。
「人への愛」を感じる映画。
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