最近話題の絵本らしい。
買ってみて、作者を見て気づいたけど
以前面白く読んだ
「なつみはなんにでもなれる」を書いた(描いた?)
ヨシタケシンスケさんの絵本だった。
この人の本は視点がすごく面白いんだよね。
そして意外に深い。
若い人を中心に大人にも人気というのがよくわかる。
誰しもみんな他人に言えない「こまった」と抱えてる。
偉い人も、お金持ちも、赤ちゃんも、おじいさんおばあさんも。
でもそれぞれヘーキそうな顔して生きている。
ところどころでクスッと笑わせながら
「困っているのは君だけじゃないんだよ」と
この絵本は優しく語りかけてくれるのだ。
「なんだ、みんな同じなんだ」と気づかせてくれる。
今回はヨシタケさんの絵本をもう1冊買った。
この絵本もまた、
みんながつまんないことを抱えて生きているのだと
面白く教えてくれる。
でも「つまんない」って何?
「つまんない遊園地」を想像してみると意外に楽しい。
つまんないってのは自分で何もしないことなんじゃないのかな。
毎日がつまんないのは何かを始めようと思ってないから。
この街がつまんないのは街で何かをしようとしていないから。
家族や友達がつまんないのは自分から何も語りかけていないから。
深いなぁ。
「おしっこちょっぴりもれたろう」ヨシタケシンスケ:著 PHP研究所
「つまんない つまんない」ヨシタケシンスケ:著 白泉社