風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

野球のまち岩手

2023-10-25 | スポーツ


新花巻駅待合室のディスプレイがこれ。
すっかり全国区の強豪校になった花巻東高校と
これまた毎年のようにプロ選手を輩出している富士大学。
この2校が花巻の名を野球の文脈で高めている。

かつて岩手は野球後進地だった。
何年かに1度、プロからドラフト指名されても
目につくような活躍ができずにいつしか辞めていく。
そんな時代が続いた。
高校卒選手でプロ入りし1軍で活躍できたのは
ヤクルトの畠山選手(専修大学北上高)と楽天の銀次選手(盛岡中央高)。
その前となると1980年代に活躍した
大洋ホエールズ(現DeNA)のリリーフエース欠端投手(福岡高)。
さらにその前だと、70年代に、大洋〜巨人と渡り歩き、
主に近鉄バファローズで活躍した阿部成宏選手(花巻商業-現花巻東)。
あとはなかなか1軍にも上がることができなかった。

潮目を変えたのは花巻東高出身の菊池雄星選手(ブルージェイズ)。
そこから菊池選手の後輩である大谷選手(エンゼルス)が現れ、
大船渡から佐々木朗希選手(千葉ロッテ)が現れ・・・
盛岡大附属出身の松本選手(ソフトバンク)や
一関一高出身で明治大、社会人を経てプロ入りの阿部俊樹選手(楽天)、
富士大からは山川、外崎、佐藤、佐々木健の西武カルテット、
小野(オリックス)、鈴木(楽天)、金村(日本ハム)。
なんか、一気に花開いた感じだ。

その中でもやはり花巻東高と富士大の力は大きい。
実際に上記中の花巻出身者は阿部成宏選手と畠山選手だけだが
(菊池雄星選手は盛岡出身だが、お父さんが現花巻の東和町出身)
それぞれ高校、大学と花を咲かせた花巻。
今年のドラフト会議は明日行われる。
新たに大輪を咲かせる選手が出てくることを期待してしまうね。
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