風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

「ワン・モア」

2015-02-11 | 読書
解説の北上次郎氏は
「死をモチーフにした連作集」
と書いてあるけれど、
ワタシは逆の印象を持った。
これは生をモチーフにしている。
でなければ
こんなに強い気持ちにならないだろう。
あるいは再生の物語なのかも知れないが。

桜木紫乃さん。
文体も、雰囲気も、テーマも良い。
ワタシにとって目が離せない作家になった。

「ワン・モア」桜木紫乃:著 角川文庫
コメント
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