女重松清というか、女伊集院静というか、
不器用でどうしようもない男たちばかりということでいえば
女浅田次郎でも良いのかも知れないけれど、
とにかくハートウォームで心の中が温かくなる短編集。
ま、不器用でどうしようもない男たちが出てるということは
女たちもみんなそれなりに不器用でどうしようもないんだけど(笑)
「急がなくたって、うまく世間を泳げなくたっていいんだ」
「背伸びせず、等身大の自分で生きていきたい」
と思える読後感。
淡々とした日常の1コマ1コマが大切に思える。
個人的には「いちばんめ」と「あの人への年賀状」。
「おかえり、ボギー」や「あんた」にもホロリとしたけどね。
初めて読んだ作家だし
自分でヘタな感想をこれ以上書くよりも
「読書メーター」に載っている方々の感想が的確なので
ちょっと一部引用させてもらおう。
「密やかなため息のように語られる七つの物語。
あの時、あっちの角を曲がっていたら
どんな風景が見られたんだろう。
もう二度とは見られないその時のあちら側。
ふっとそう思う時、
何故だかちくりとした懐かしさと切なさが胸をよぎる。
この本を読むとそれと同じ気持ちになる。
取り返しのつかない年月を思って
一日を大切に生きれたらいいなと思う。」
「『いちばんめ』いいなぁ。
いちばんめっていうタイトル。
なんだかちょっと恥ずかしい。
『嫁の遺言』もほろっとするし。
この短編集は不器用な私に向いてる。」
「嫁の遺言」加藤元:著 講談社文庫
不器用でどうしようもない男たちばかりということでいえば
女浅田次郎でも良いのかも知れないけれど、
とにかくハートウォームで心の中が温かくなる短編集。
ま、不器用でどうしようもない男たちが出てるということは
女たちもみんなそれなりに不器用でどうしようもないんだけど(笑)
「急がなくたって、うまく世間を泳げなくたっていいんだ」
「背伸びせず、等身大の自分で生きていきたい」
と思える読後感。
淡々とした日常の1コマ1コマが大切に思える。
個人的には「いちばんめ」と「あの人への年賀状」。
「おかえり、ボギー」や「あんた」にもホロリとしたけどね。
初めて読んだ作家だし
自分でヘタな感想をこれ以上書くよりも
「読書メーター」に載っている方々の感想が的確なので
ちょっと一部引用させてもらおう。
「密やかなため息のように語られる七つの物語。
あの時、あっちの角を曲がっていたら
どんな風景が見られたんだろう。
もう二度とは見られないその時のあちら側。
ふっとそう思う時、
何故だかちくりとした懐かしさと切なさが胸をよぎる。
この本を読むとそれと同じ気持ちになる。
取り返しのつかない年月を思って
一日を大切に生きれたらいいなと思う。」
「『いちばんめ』いいなぁ。
いちばんめっていうタイトル。
なんだかちょっと恥ずかしい。
『嫁の遺言』もほろっとするし。
この短編集は不器用な私に向いてる。」
「嫁の遺言」加藤元:著 講談社文庫