風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

「遺体 明日への十日間」

2013-03-18 | 映画・芝居・TV
リアルだ。
まるでドキュメンタリーみたい。
震災前の釜石の姿も、
淡々と進んでいく事態も。
特に停電下、真っ暗な中での大きな余震は
2年前を体で思い出し、戦慄が走った。
だから、震災を実体験した人達は
ホントは見てはいけない映画だと思う。
しかしそれ以外の地域の人達には見て欲しい。
ドラマチックでも感動的でも実際には無い
ただの残酷な現実だけがそこにある。
BGMもストーリーもほとんど無い、
ひたすら絶望的な現実の十日間。
しかもここはほんの一部でしかない。
こんな遺体安置所は他にもたくさんあった。

ただし、やはり作り物めいたシーンはある。
あれでもやはり
「あんなものじゃない」
状況だったはずだ。

昨日、ワーナーマイカルシネマズ北上にて。
コメント
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