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風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

WOWOWドラマ「片想い」

2020-04-08 | 映画・芝居・TV

映画かと思ったら、全6回のWOWOWドラマだった。
先週土曜日、丸1日かけて全回視聴。
これは映画の2時間では表現しきれない。
確かに全6回にした意味があるドラマだと思った。

以前東野圭吾さんの原作小説も読んでいたが、
このドラマはまた別物。
東野さんの小説はすべて読み応えある作品ばかりなのだが
小説を読んだ時以上のインプレッションがこのドラマにはあった。
長い時間はかかるけれども、もう一度見返したい作品だ。
一番秀逸と感じたことは「片想い」というタイトルのつけかた。
原作以上にそれが胸に迫ってくる。
トランスジェンダーに悩む人たちが感じているであろう哀しみも。

私はシスジェンダーでヘテロセクシュアルとカテゴライズされるが、
でもこんなカテゴリーって必要なのだろうか。
性自認も、性的嗜好も、くっきり線引きできるわけではない。
事実シスジェンダーである私だって
「もし女性ならこんな格好してみたい」と思うことだってある。
なんなら「ほんの1日だけ女性になってみたい」とすら思うこともある。
女性作家の私小説を読み、女性目線で社会を見るという
疑似体験もたいへん興味あることだ。
一般的にLGBTsといわれる人たちだって同じだと思う。
バイセクシュアルの人もいるのだから。
とはいえ現代社会においては「男」「女」というカテゴリーが幅を利かせ
当てはまらない人たちはそのギャップに悩むことになる。
要は「LGBTsの人たちの問題」ではなく「社会構造や価値観の問題」
ではないかと思うのだ。

人はひとりひとり趣味や嗜好、価値観、考え方、顔かたちも違う。
それは「個性」として認識されている。
性自認や性的嗜好だって「個性」ではないのか?
ひとりの人間が「男・女」であり「夫・妻」であり「父・母」であるように
「自分の体と自認の性が違う」あるいは「同性が好きな」
ただの一人の人間であるということも同じことではないのか?
ドラマの中で「男や女ではない『私』」という感じのセリフが出てくるが
社会的にも「私」で良くないか?

そしてそれは、一般的にいわれる、いわゆる「障がい」だって同じこと。
歩けない人がいても、それは単なる個性だろう。
私だって鳥と違って空は飛べない。
「社会」というものが「多数の人間が共生・共存するための仕組み」なら
様々な個性が共生・共存できるべきであり
逆に言うとそれなしに「社会」というものはあり得ない。
もし一定のモノサシからはみ出している人を排除するような社会なら
それはもはや「社会」とは呼べない。

原作よりこのドラマの方がインプレッションが強かったというのは
主演の中谷美紀さんの演技によるところが大きいが、
それと同時に「中尾」の存在が際立っていた。
と書くと原作をまるで腐しているようだが、決してそうではない。
こんなストーリーを書ける東野さんがすごい。
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「無伴奏」

2020-03-31 | 映画・芝居・TV

一時、小池真理子さんの作品ばかり読んでいた時期がある。
若い頃に直木賞受賞作品「恋」を読んだが
その後しばらくして、1970年前後が舞台の作品を中心に
文庫本を片端から読み漁った。
ストーリーや耽美な文体もさることながら
自分が学生時代だった頃もまだ大学や社会に残っていた
1970年頃の残滓をもう一度感じたかったからかも知れない。
無伴奏は小池さんの半自伝作品と言われるが
こんな衝撃的なことが本当にあったことなのかどうかはわからない。
それでも主人公の女子高校生が
1969年の小池さんに思えてしかたなかった。

映画化されていたことは知っていたが
劇場公開時は見逃してしまっていた。
例によって、自宅にこもる週末、Netflixで鑑賞。
せっかく背景や風景が当時を忠実に再現し、
なおかつストーリーも原作をスポイルすることなく
忠実に映像化していて面白かったのだが
少し残念だったのは中心となる3人の俳優陣がぎこちなかったこと。
若い俳優さんたちが演じていたが、彼らは当時のことを知らない。
当時の若者が持っていたアンニュイやニヒルさは
仏頂面するだけでは表現できない。
もっと深いところで彼らは悩み、虚無を抱えていたはず。
若いからこその青い悩みは、今の若者にはイメージできないかも。
それでも悪い映画ではなかった。
自分の学生時代を思い出し、胸キュンする作品だった。
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空港ピアノ・駅ピアノ

2020-03-30 | 映画・芝居・TV

以前、好きなテレビ番組として
「ドキュメント72時間」をここで挙げた。


その延長線上で「空港ピアノ・駅ピアノ」もある。
誰でも弾けるピアノを、空港や駅に置き
そこに来てピアノを弾く人たちの演奏と人生を切り取る。
人を見かけで判断するつもりはないのだが
「え?この人がこんな演奏するの?」「え?この人ピアノ弾くの?」
という人たちがたくさん出てくる。
プロのような演奏をする人も、たどたどしい人も
みんな楽しそうにピアノを弾いていて「いいなぁ」と思う。
それと同時に音楽のある公共空間っていいなぁとも。

それぞれの人たちの人生が簡潔に、
それでいて深く紹介されるのもとても興味深い。
ピアノとの関わり、今の仕事、何を思って弾いているのか。
こんな、普通の人々の生活を垣間見る番組が好きだ。
世界はこういう人たちでできている。
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「娼年」

2020-03-15 | 映画・芝居・TV

原作となる小説を読み、映画化された作品もよく見る。
大概「原作の方が良かった」とか「これは映画の方が良い」とか
まぁどちらかの評価を自分なりに感じることになる。
原作が気に入ったものほど映画にがっかりすることが多い。
もちろん中には「あの原作がこんな映画に!」と感動することもあるが。

さて石田衣良さん。
けっこう好きな作家で、作品はたくさん読んでいる。
中でも「娼年」は、全体を流れる優しさが気に入っていて
石田さんの作品の中では私的にNo.1だ。
それが映画化になると聞き、正直いって腰が引けていた。
あれだけの小説、その映画を見てがっかりするのではないか?
あそこまでの描写は映画じゃ無理だろう・・・
映画館での公開時は、迷った挙句見に行くことはしなかった。

今回、諸般の事情によりNetflixを契約。
ぱらぱらとコンテンツを見ていたら、「娼年」があった。
見逃していたことに心のどこかで後ろ髪引かれていたから
さっそくPCで鑑賞してみた。
素晴らしい!
原作に勝るとも劣らない作品となっている。
小説を読んだ時と、雰囲気も、場面も、登場人物も
イメージがバッチリ重なる。
そして主演の松坂桃李さんの体当たり、迫真の演技。
相手役の女優さんたちもまさに体当たりだ。
そして全体に流れる「優しさ」も原作そのまま。

主人公リョウの人間性の前に解放されていく客の女性たち。
そして彼女たちの姿を見ながら成長していくリョウ。
「欲望」はなんて「哀しい」ものなのだろう。
その「欲望=哀しさ」を受け止めていくリョウがとても優しい。
「ここでは鎧を脱いでいいんだよ」
「そのままの自分を解放する時があっていいんだよ」
普段社会の中で生きていく人たちは大なり小なり鎧を纏う。
「男らしさ」「女らしさ」「虚栄」「羞恥」「体面」「普通であること」云々
そんな鎧を、客となる女性たちはリョウの前で鮮やかに脱いで見せる。
そしてそれを何も言わずに受け止めるリョウ。
なんて優しいんだ。
中でも江波杏子さんが演じる70歳代の女性の姿が圧倒的。
(江波さんはこの映画公開の半年後に亡くなってしまう)

この映画は日本映画の金字塔のひとつだと思う。
社会の中で鎧を纏うことに、頑張って走り続けることに
疲れてしまっている人たちはぜひ見るべきだ。
そして・・・私もできることならリョウのようでありたいと思うのだ。
(別に体を売ろうとな思わないが)
気兼ねなく鎧を脱いでもらえるような
飾らない自分をさらけ出してもらえるような
疲れた時にそばにいて欲しいと思われるような
そんな存在になりたい。
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「風に立つライオン」

2020-03-14 | 映画・芝居・TV

いつもなら(なぜか)週末から予定が埋まっていく。
イベントやら、取材やら、会合やら・・・
しかしコロナの影響であっという間に週末の予定が飛んだ。
先週末は本当に久しぶりに何も予定がない2日間。
ということで、いろいろ事情もあって映画ざんまいの週末だった。
土曜日は諸般の事情により契約したNetflixから
ミニシアター向けと思われる映画をいくつか飛ばし見と
映画館で見逃していた数本の映画を鑑賞。
日曜日は家人がDVDを数本借りて来たので、それを鑑賞。
あと2本のDVDはエンタテイメントだったので面白おかしく、
そして見逃していたこの作品を。

さだまさしの「風に立つライオン」という歌は
本人の歌より先に、沢友恵さんの「シンガー」というアルバムで
カバーしたものを聴いていた。
沢さんの圧倒的な歌、壮大で切ない歌詞とメロディー・・・
聴いていて涙が出てきた。これは本当にすごい歌だ。
その歌を元にさださん自身が小説を書き、
その小説を原作とした映画がこの作品とのこと。
主演の大沢たかおさんご自身が企画したものだったという。
フィクションなのだろうが、ドキュメンタリーに感じるストーリー。
いや、実際に、名もないたくさんの医師たち、看護師たちが
こんな人生を今も歩んでいるのだろうと思う。
途中から涙が止まらなかった。
表現するボキャブラリーを持たないことが悔しいけれど
とにかくすごい映画だ。
何度でも見たい。

ホワイトデーの今日、この記事をUP。
「愛」はけっして恋人たちや夫婦だけのものじゃない。
「人への愛」を感じる映画。
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好きなテレビ番組

2020-02-10 | 映画・芝居・TV
最近のテレビ番組は見るに耐えないとよく聞く。
確かにゴールデンタイムの民放は
いつも同じ芸人やタレントが大騒ぎする番組ばかりで食傷気味。
ラグビーが流行ればラグビー選手がどのチャンネル回しても出てくる。
タレントの誰かにスキャンダルがあれば各局そればかり。
つまらない。

かといって、つまらない番組ばかりではない。
特にNHKの地上波やBSには、地味ながら好きでよく見る番組がある。
「映像の世紀」シリーズもそのひとつだが、
ここのところ夜遅いにも関わらずつい見てしまう番組がある。


「ドキュメント72時間」という番組だ。
同じ場所で3日間定点観測し、行き交う人たちに話を聞きながら、
市井の人々の普段着の姿を取り上げている。
切り口は違うが、同じような番組に「始発物語」もある。
こちらは様々な始発駅で始発電車に乗る人々を取材するもの。
ホームスタッフが駅のホームで待ち構え
通りかかる人に話を聞くというスタイルは「72時間」と似ている。
普通の人々の普通の生活が垣間見える両番組は
「今」という時代を切り取り、写しつつ、
社会はそういうたくさんの人たちでできていると再認識させてくれる。
「自分もそういう人たちのひとり」という仲間意識と
何気ない日常をその人なりに行きている姿を健気と感じるのだ。

以前から「好きな番組」と公言している
火野正平さんの「にっぽん縦断こころ旅」や


「新日本風土記」も同じカテゴリーに入る番組。


映像に映っている人たちに不思議な懐かしさを感じるのだ。
みんな頑張って生きている。
自分もささやかな日常の中、その日その日を生きなくちゃと
励まされることもよくある。
こんな市井の人々のなんでもない日常、好きだなぁ。
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映画「Cats」

2020-02-03 | 映画・芝居・TV

高校の同級生で大野ちかというシンガーがいた。
高校時代は声楽部と美術部の所属、
声楽部ではひとりハイパワーのソプラノが際立っていた。
後から聞いた話では、
通学途上毎日大声で歌いながら自転車を漕いでいたらしい。
大学は地元国立大の教育学部で美術を専攻していたが
劇団活動が徐々にメインになり、
卒業後、夢の遊民舎のオーディションに合格して上京。
舞台に加えて、ウゴウゴルーガの声優や
ボキャブラ天国、ためしてガッテンなどにも出演していた。
その後は徐々にシンガー1本に。
役者で身につけた表現力と相変わらずパワフルな歌声で
シャンソンやポップスなどを歌い、ヴォーカル教室も行っていた。

久しぶりで彼女に会ったのは約10年前。
私が仕事で東京に転勤してからのことだった。
別な同級生とともに銀座で会食。
「お金がない」と笑う彼女の分まで払った記憶がある。
帰り道「どんなの歌ってるの?」と聞いた私に
おそらく支払ってくれたお礼の意味もあったのだろう。
銀座のビルとビルの間の陰に入って行って
ボリュームを抑えたアカペラで「Memory」を歌ってくれた。
小さい声ながら、周囲の騒音が耳に入らないほどの澄んだ声。
歌が身体中に沁みこんできた。
その後もライブに行ったり、帰省の際は花巻でお茶したり。
メッセンジャーでも幾度となくやりとりしたりしていた。

彼女の訃報を聞いたのは2年前の6月。
ガンが見つかってたった1ヶ月ちょっとで旅立ってしまった。
売れず、苦しい生活の中でも笑顔を忘れることなく
いつも明るく夢を追い続けてきた大野。
彼女の人生そのものを歌ったオリジナル曲
「夢は終わらない」の動画がまだyoutubeの中に残っている。


映画「Cats」を見た。
終盤グリザベラ役のジェニファー・ハドソンが歌う「Memory」。
銀座での大野の姿を思い出して涙が止まらなかった。



ずーっと独り身で夢を追い続けて来た大野は
グリザベラと同じように天上に召されて生まれ変わり、
また1から夢を追い続けるのだろうと思った。
今この瞬間も、グリザベラの歌を思い出してこみ上げるものがある。
「夢を追い続けてすごいなぁ」という私に
「仕事して、家族持って、君の方がすごいよ」と笑った大野。
人生をともに歩むパートナーはいなかったかもしれないけれど
彼女はいつまでも私の心の中に生き続け、忘れることはない。

劇団四季のCatsは4回ほど見たけれど
おそらく半分も理解していたとは思えない。
猫たちが歌って踊るストーリーとしか思っていなかった。
字幕版の映画で100%理解した。
歌の歌詞、セリフ、そして細かい場面転換による演出。
これはすごい映画だ。
できれば吹き替えではなく字幕版で見て欲しい。
グルザベラの他にも、ガスの人生に想いを馳せ(役者さんは80歳!)、
ヴィクトリアの可愛らしさに心をときめかせ、
(本職であるバレエも素晴らしい)
見終えたあとは言葉も出なかった。
この映画はまた見たい。
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今日です

2020-01-12 | 映画・芝居・TV

会場でお待ちしています。
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花巻×BlueHairs 映画&コンサート前日

2020-01-11 | 映画・芝居・TV

今日は終日会場仕込みとゲネプロ立会い。
前売り券が買えるのは今日までです。
お買い逃しがないように。


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お知らせ

2020-01-08 | 映画・芝居・TV

本日17:53からの岩手めんこいTV「mit Live News」にて
1月12日(日)14:00〜 なはんプラザCOMZホールにて開催の
「花巻×BlueHairs 映画&コンサート」を取り上げていただきます。
お見逃しないように❗️
また明日のテレビ岩手「5きげんテレビ」でも❗️

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ノスタルジーだけではない

2020-01-07 | 映画・芝居・TV

年末年始は映画を見た。
まずはBSでやっていた寅さん第1作。
ついで映画館で公開中の新作の「お帰り寅さん」。
そして一昨日は「三丁目の夕日」2作目と3作目を続けて。

どれも実に昭和だ。
人と人との距離が近い。
良くも悪くも、今ではありえないほど大雑把で鷹揚だ。
今の時代しか知らない若い人たちには驚きだろう。
我々世代ですら、かつてその空気の中で生きていたのに
すっかり忘れてしまっている。
たまにこうやって映画などで振り返ることにより
「そういえばそうだった。懐かしいなぁ」という感慨に耽る。

でもさ、それって単なるノスタルジーなのかな。
「昔はこうだったんだよ」だけで終わらせてしまっていいのかな。
当時は当時でいろいろ問題はあったんだろうけど
少なくとも今より幸福を感じている人が多かったように思う。
悪く言えばテキトー、良く言えばゆるい空気。
「ねばならない」が少なくて、自ら縛りつけるものも多くなかった。
それは高度経済成長時代だからだけでは無いと思う。

昨今の社会の諸問題は、突き詰めると全て人間関係。
人と人との間のゆるさ、近さが無くなったということなのだろう。
例えば鉄道に乗った時、
かつてのように同じ席に乗り合わせた同士がくっついて座り
会話を交わしたり、食べ物を交換しあったり
そんなことは当時を知る私たちですら今考えると信じられない。
そんな今の社会こそが諸問題の根源のような気がするんだ。
だからこれらの映画はただのノスタルジーじゃない。
現代社会へのアンチテーゼだと感じている。
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映画「マルカン大食堂の贈り物」

2019-12-25 | 映画・芝居・TV




この映画は、今や売れっ子グラフィックデザイナーの
高橋菜摘さんがモデルのストーリー。
朝ドラにも出演経験のある内田慈さんが
菜摘さん役を演じてくれています。
フィクションなのでドラマチックなストーリーになっていますが、
マルカン大食堂復活支援のために
「マルカン思い出写真集」を作った頃の菜摘さんの想いは、
この映画の主人公ありさの
「どんな時もひとりじゃない」という想いと重なるはず。
村上かのんさんの脚本を元に
柴田啓祐監督が見事に表現してくれています。
そして何より画がきれい❗️
カメラマンの千葉さん、さすがです。

昨日初めてラッシュを見ました。
(まだ音楽がついていない状態の作品)
涙がポロポロ流れてくるのを止められず。
素晴らしい映画です。
いつも見慣れた風景、いつも会ってる人たちが
普通に映画の1シーンになってることにも感動しました。
BlueHairsによる主題歌「ふるさ」と相まって、
完成した暁には感動的な作品になっているはずです。

制作してくれたBlueHairsの方々、
スタッフの方々、役者さんたちに
心から感謝です。
次回はいつ上映できるか未定の、
出来立てホヤホヤの映画作品、
この機会をお見逃しなく。


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ブラタモリが花巻に❗️

2019-12-07 | 映画・芝居・TV

実はこの話は10月初めに聞いていた。
ようやくオンエア。
それにしても、NHKは金があるねー。
数日かけて結構な尺撮っていったらしい。
同じ放送時間でも、民放はせいぜい1日か2日だよね。
そりゃ内容濃くなるよ(^^;
とりあえず、皆さん今夜はNHK❗️

なお、年末の酒場放浪記も花巻とのこと。

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まつりが終わった

2019-09-17 | 映画・芝居・TV

花巻まつりは一昨日で終わっているが、
今回の短編映画の撮影が昨夜21:30ごろ終了。
監督の「映画もまつり」という言葉を借りると
この「まつり」も終わった。
実際には完成までにはまだまだ作業があると思うが、
ともかくオール花巻ロケは終了した。
総勢20人?ほどの、撮影、照明、録音、美粧など技術スタッフや
助監督、アシスタントプロデューサー、制作担当の方々、
そして力仕事まで手を貸していたプロデューサー、
「今度は遊びに来ます」と言っていただいた役者の方々に
心から感謝。
もちろんオーディションから参加いただいた出演の方々も。

映画の撮影現場っていいね。
特にこのチームは(他は知らないけど😅)
すごくチームワークの良いスタッフの方々だと感じた。
(役者の方々もそう言ってたから、本当にそうなんだろうな)
ひとりひとりがプロの仕事をこなすのはもちろんだけど、
他の人たちをフォローし合いながら、
和やかに、テキパキと進める姿はとても勉強になった。
たぶんお互いにリスペクトし合ってるんだよね。
そして、素人出演者の人たちやエキストラの人たちにも
大切に接しているのをすごく感じた。
ひとりひとり新たに出演者が参加するたびにみんなに紹介し、
その出演場面が終わるたびに拍手とコメント。
そして監督から握手を求める。
映画の現場って、なんか人の温もりを感じるなぁ。

昨夜のクランクアップでも拍手と挨拶。
役者さんに花束。
4日間(実際には4日半)、毎日早朝から夜遅くまで、
花巻まつりで思うように段取れない中でも
最大限の努力を惜しまず、1シーン毎にこだわり抜いて
精一杯の作品を作ろうという気持ちがあるからこそ
最後は笑顔で拍手なんだよね。

花巻の人間として、心から感謝。
マルカンビル大食堂の営業再開に
支援の手を挙げたたくさんの人たちがいたことを
私は本のタイトルで「奇跡」と表現したし、
その後も若いプレーヤーが花巻に集まってきて
まだまだ「奇跡」は続いているんだけど、
今回来ていただいたプロデューサー、監督、
そして役者の皆さん、スタッフの皆さんもまた
新しい花巻の「関係人口」。
「奇跡」はまだまだ続いていく。
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花巻まつり最終日

2019-09-16 | 映画・芝居・TV





珍しく3日間間好天に恵まれた今年の花巻まつり。
一度も降らないまつりはあまり記憶にない。
暑さ寒さもちょうどよく、まつり後も祝日とあって、
例年以上に盛り上がった・・・
のではなかろうか😅

権現舞や神社神輿随行という形で参加はしたものの
映画撮影の方が主でこの3日間を過ごした私は
「あれ?まつりって終わったんだっけ?」
みたいな感じがしている(笑)
撮影は今日も続くから、今日もまつりみたいな・・・😅

監督さんの言葉が耳に残っている。
「映画もある意味まつりです」
だからこんなにしんどい仕事でもやっていけるんだね。
神輿と同じなのかも知れないね。
スタッフの皆さんや俳優の皆さんの
1シーン1シーンに注力するプロの仕事に感銘。
私ももっとプロの仕事しなければと、気が引き締まった。

撮影は今日で終了。
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